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2019.05.02
【国際協力論2】村に負担を強いる!?25%ルール
ミンガラーバー
国際協力お勉強シリーズ第二弾です。
今日は、「25%ルール」についてです。
25%ルールとは、「建設費の25%以上を村が負担しなければならない」というTPAのルールです。
学校建設のときなどに適応しています。
例えば、学校建設に100万円かかるとしたら、25万円以上は村が負担し、TPAからは75万円負担となります。
今はだいたいシャン州では200万円以上、チン州では400万円以上建設費がかかりますので、その25%となると50万円とか100万円という金額に!
「生活が大変な村なのに、どうして全額TPAが負担してあげないの??」と思われるかもしれません。
決してケチっているわけではなく、理由があります。

1)本当に必要な村に建てるため
無料で学校がもらえるとなると、本当に必要でないのに欲しがる村が出てきます。
25%の負担というのは大きな金額です。半端な気持ちで負担できる金額ではありません。
「25%負担をしてでも、どうしても学校がほしい」という村を選ぶために、このルールが役立っています。
2)校舎を大事に使ってもらうため
全額プレゼントします!という形をとると、村の人たちにオーナーシップが生まれません。
誰でも、タダでゲットしたものって、ちょっと適当に扱ってしまいがちです。
しかし、自分で頑張って作ったもの、手に入れたものなら、大切に使います。
ということで、建てた後の学校を大切に使ってもらうためにも25%ルールが役立っています。
ちなみに、25%のためにはお金だけでなく、資材や労働奉仕で頑張ってもらうのもありです。
石がとれる村だったら、自分たちで石をとってくるなど。
プロの大工でなくてもできる基礎工事部分を村の労働奉仕でやるなど。
3)日本とミャンマーが協力するため
また、村の人と日本のドナーさんとTPAの皆で協力して建てる、ということに意義があるとも考えています。
TPAミャンマー事業のスローガンは「与えあい、共に学ぶ」です。
経済的には決して豊かとは言えないミャンマーですが、心の豊かさという面では学べるところがたくさんあります。
自分も生活が大変なのに、皆のために村全体で協力して学校を作ろうとするなんて、今の日本ではなかなか見られない光景ですよね。
そんな頑張っているミャンマーの人達を応援する意味で、日本からもできるだけの協力をさせていただきます。
ミャンマーが可愛そうだから支援するのではありません。
かかわることで、日本側も学べることがあるから協力するのです。
そういうコンセプトでTPAは活動していて、それを具体的に表すのが「25%ルール」なのです。

今までミャンマーに学校や保育園を30校以上建ててきました、基本的にすべて、25%ルールを守れる村と一緒に事業をしてきました。
村にとって決して軽い負担ではないですが、学校建設委員会を中心として頑張ってクリアしてきました。
「本当だったら、100%村が負担しなくてはならないところを、遠くの日本から寄付してくれるのは大変ありがたい。日本の人たちがやってくれているのに、自分たちが頑張らないわけにはいかない!」という言葉が村の委員会から出てきます。
運よく政府から予算が下りたり、他団体からの寄付をもらえたら、100%負担してもらえることもあります。
でも、TPAだと25%ルールがある・・・。
全部寄付できなくて申し訳ないという気持ちもありつつ、25%ルールは大切だという気持ちもありつつ。

ちなみに、学校建設の際は、学校農園を作る、果樹を植えてもらうなどのミニプロジェクトもなるべく一緒にしてもらうようにしています。
果樹を売って得られるお金を、運営費の足しにしてもらいたいという考えからです。
農園よりも果樹園のほうが手間があまりかからないので、最近は果樹園のほうが人気です。
地球市民の会の活動を応援してくださるサポーターさんを募集しています。
会員さん、事業ごとのサポーター、さとおやさんなど、いろんな方法でご参加いただけます。
詳しくはHPまで。
http://terrapeople.or.jp/main/
学校建設のために寄付したい場合はこちらです。
http://terrapeople.or.jp/main/2099.html
よろしくお願いします~♪

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25%ルールとは、「建設費の25%以上を村が負担しなければならない」というTPAのルールです。
学校建設のときなどに適応しています。
例えば、学校建設に100万円かかるとしたら、25万円以上は村が負担し、TPAからは75万円負担となります。
今はだいたいシャン州では200万円以上、チン州では400万円以上建設費がかかりますので、その25%となると50万円とか100万円という金額に!
「生活が大変な村なのに、どうして全額TPAが負担してあげないの??」と思われるかもしれません。
決してケチっているわけではなく、理由があります。

1)本当に必要な村に建てるため
無料で学校がもらえるとなると、本当に必要でないのに欲しがる村が出てきます。
25%の負担というのは大きな金額です。半端な気持ちで負担できる金額ではありません。
「25%負担をしてでも、どうしても学校がほしい」という村を選ぶために、このルールが役立っています。
2)校舎を大事に使ってもらうため
全額プレゼントします!という形をとると、村の人たちにオーナーシップが生まれません。
誰でも、タダでゲットしたものって、ちょっと適当に扱ってしまいがちです。
しかし、自分で頑張って作ったもの、手に入れたものなら、大切に使います。
ということで、建てた後の学校を大切に使ってもらうためにも25%ルールが役立っています。
ちなみに、25%のためにはお金だけでなく、資材や労働奉仕で頑張ってもらうのもありです。
石がとれる村だったら、自分たちで石をとってくるなど。
プロの大工でなくてもできる基礎工事部分を村の労働奉仕でやるなど。
3)日本とミャンマーが協力するため
また、村の人と日本のドナーさんとTPAの皆で協力して建てる、ということに意義があるとも考えています。
TPAミャンマー事業のスローガンは「与えあい、共に学ぶ」です。
経済的には決して豊かとは言えないミャンマーですが、心の豊かさという面では学べるところがたくさんあります。
自分も生活が大変なのに、皆のために村全体で協力して学校を作ろうとするなんて、今の日本ではなかなか見られない光景ですよね。
そんな頑張っているミャンマーの人達を応援する意味で、日本からもできるだけの協力をさせていただきます。
ミャンマーが可愛そうだから支援するのではありません。
かかわることで、日本側も学べることがあるから協力するのです。
そういうコンセプトでTPAは活動していて、それを具体的に表すのが「25%ルール」なのです。

今までミャンマーに学校や保育園を30校以上建ててきました、基本的にすべて、25%ルールを守れる村と一緒に事業をしてきました。
村にとって決して軽い負担ではないですが、学校建設委員会を中心として頑張ってクリアしてきました。
「本当だったら、100%村が負担しなくてはならないところを、遠くの日本から寄付してくれるのは大変ありがたい。日本の人たちがやってくれているのに、自分たちが頑張らないわけにはいかない!」という言葉が村の委員会から出てきます。
運よく政府から予算が下りたり、他団体からの寄付をもらえたら、100%負担してもらえることもあります。
でも、TPAだと25%ルールがある・・・。
全部寄付できなくて申し訳ないという気持ちもありつつ、25%ルールは大切だという気持ちもありつつ。

ちなみに、学校建設の際は、学校農園を作る、果樹を植えてもらうなどのミニプロジェクトもなるべく一緒にしてもらうようにしています。
果樹を売って得られるお金を、運営費の足しにしてもらいたいという考えからです。
農園よりも果樹園のほうが手間があまりかからないので、最近は果樹園のほうが人気です。
地球市民の会の活動を応援してくださるサポーターさんを募集しています。
会員さん、事業ごとのサポーター、さとおやさんなど、いろんな方法でご参加いただけます。
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