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ミンガラーバー
ディディー出産編3回目の記事です。
出産編1回目、2回目はこちら。
http://ngomyanmar.blog107.fc2.com/blog-entry-734.html
http://ngomyanmar.blog107.fc2.com/blog-entry-737.html
■スペシャルナースをつけられない
こちらの病院では自分専用のスペシャルナースをつけることができます。
半日で8000チャットなので、お金に余裕がある人はつけます。
スペシャルナースは、赤ちゃんのオムツをかえてくれたり、あやしてくれたり、おっぱいのケアをしてくれたりします。
チッチの出産の時は全日程スペシャルナースをつけました。
今回も帝王切開だったこともありスペシャルナースをつけようと思ってお願いしました。
ところが、ナースがいないとのこと!
スペシャルナースは、経験の浅い若い女の子が中心です。
プロのナースではなく、研修中であったり、大学に通っている最中で仕事をしている子達です。
私が入院している時期は、ちょうど研修期間に当たったみたいで、ナースの子達は研修出席のために休みを取っていました。
スペシャルナースどころか通常のナースですら足りないような時期でした。
帝王切開だったので最初の一日は優先してつけてもらうことができました。
でもその後は夜飲み2回つけてもらえただけでした。
スペシャルナースがいるから大丈夫とお母さんの宿泊を断っていたのに、このままだと宿泊されてしまう・・・。
案の定お義母さんは、「一度家に帰って風呂に入ってから戻ってくる」などと言い出しています。
「大丈夫!二人目だし自分でできる。お義母さんも疲れているんだから」と全力で説得したところ、泊まらずに済んでセーフでした。
お義母さんも疲れが溜まっていたみたいです。
実際、ディディーは良い子でよく寝たので、そこまで夜のお世話は大変ではなかったです。
■ナースを信用できない
今回の入院では、ナースの信用できなさが目につきました。
手術後1時間は常に点滴を入れられていたのですが、間違えたものを入れられたら怖いので、いちいち「これは何?」と点滴の種類を確かめるようにしていました。
ブドウ糖とか、抗生物質とかでしたが、確認の意味も込めて聞くように。
「点滴がなくなって空気が入ったら大変だ。死ぬぞ!!」
と、夫が脅かしてきて怖いです。
本当に死ぬのかな??と思ってナースに聞いたところ、「死なないけど、めっちゃ痛い」とのこと。
「一度空気が入ったら出せないのか?」と聞くと、
「出せない。だから、患者さんや付き添いの家族に、点滴がなくなりそうになったら呼んでね、と声をかけてるよ」とのこと。
・・・っていうか、今初めて聞いたんですけど。
声かけてもらえてないよ!
しかも、そのナース、点滴について話をした直後にどこかに消え、あやうく空気が入るところでした。
怖い!!
夫が「このナースは忘れそうだ。点滴がなくなりそうになるまで見張っていよう」と、病室で見張っていてくれたので助かりましたが。
ほかにも、一人のナースは赤ちゃんにめちゃくちゃ厚着をさせます。
すると、赤ちゃんの熱が37度以上に上がりました。
その後、別のナースが「こんなに厚着させてるから熱が上がるのよ」と言って薄着にしました。
・・・どっちやねん!
ミャンマーでは、ナースの質が本当に低いです。
今は病院がたくさんできてナース不足のため、大学に行けない子、就職がない子たちを集めてちょっとした研修をし、ナースとして採用しています。
ナースは普通の店番などの仕事と比べると給料が良いし、社会的イメージも良いのでやりたがる子がけっこういます。
ちょっとどんくさい系の若い子たちが多く、薬とか間違えないかかなり心配・・・。
■それでもナースの言葉に従うお義母さん
私や夫はナースをぜんぜん信用していなかったのですが、お義母さんは全力で信用していたみたいでした。
ディディーのおでこには、サーモンパッチという赤いあざがあります。
チッチにもありましたし、私にもあります。
サーモンパッチは日本では一般的かと思うのですが、ミャンマーでは珍しいらしく、「どうしたの?このアザ」とよく聞かれます。
お義母さんは私が何回も説明しても聞かず、ナースに質問していました。
そのときのナースの回答は
「帝王切開のときに、医者が頭をひっぱったから」
ってオイオイ!!!
ディディーは逆子だったので、足から引っ張りだしたはずなんです。
そして、普通分娩だった私やチッチにも同じアザがありますからね。
どう考えても、帝王切開のときについたアザじゃないんです。
なのにお義母さんもナースの言葉に納得していて、「もういい加減にしろ!!」と心の中で叫びましたね。
ほかに、「産後は何を食べてもよい」と私が何度も説明しても聞く耳を持たなかったお義母さんが、ナースに同じことを言われた瞬間、
「ホッラー!?(そうなの!?)」
と、前のめりで、初めて聞いたみたいな感じで驚いていました。
チッチの出産のときから、何百回も私が説明していたというのに!!!!!!!
まあ、ナースの発言のおかげで、今回は産後すぐからいろいろ食べさせてもらえたので良かったですけど。
ということで、「ミャンマーの病院もよいから大丈夫~」とミャンマーで出産した私でしたが、出産じゃなくて病気とかの手術の場合は、やっぱりミャンマー怖いかも・・・と思います。
おでこが赤いです。
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