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2015.11.09
ロイコー旅行記7 11時間の列車の旅
ミンガラーバー
ロイコー旅行記の続きです。
まだ読んでいない方はこちらから。
http://ngomyanmar.blog107.fc2.com/blog-entry-664.html
10月29日、ロイコー旅行3日目。
朝6時にロイコーから列車が発車するので、5時すぎに起きました。
5時半に約束しておいたタクシーが来ず・・・。
運転手に電話したら、寝ぼけた声で「もうすぐ着く」とのこと。
たぶん寝坊するんだろうな・・・と思っていたので、想定通りです。
タクシーの運転手が車をぶっ飛ばし、無事に列車に間に合いました。
ホテルから駅は車で10分弱。
3,000ksと言われましたが、運転手が財布を忘れてお釣りを持っておらず(ほら、やっぱり寝坊じゃん!)、私が持っていたありったけの小銭2,400ksでOKに。

列車はオーディナリークラス1両、ファーストクラス1両、貨物1両という編成。
私はファーストクラス(ちょっと良い車両)に乗せてもらいました。
チケット購入などは特になく、車掌に1,000ksを支払うシステムでした。(時間ギリギリだったからチケット省略された?)
チッチと二人だったので2,000ks。
私は最初、シーサイン⇔タウンジー線(カックーを通るやつです)のように、朝に村から出てきて昼に町について折り返し、また夜に村に戻っていく列車かと思っていました。
ロイコー⇔アウンバンの折り返し運転というイメージ。
本当はそうではなくて、ロイコー発の列車は、アウンバンを経由してピンマナー(ネピドの近く)まで行くそうです。
なので、アウンバンからネピドーの路線上にあるカローへは、この列車で乗り換えなしで行けるとのことでした。
列車の揺れはマンダレー→ミッチーナ路線と比べたら大したことがない感じでした。
景色もまあまあ。右に座っても左に座っても、同じような感じです。
チッチは、眠かったこともあり、最初は静かに座って景色を見ていました。
そのうち、列車の中を歩き回ったり、まわりの人からお菓子をもらいまくって食べたり。
景色を見る→寝る→お菓子→飽きて騒ぐという感じでした。

列車に乗る際の注意事項としては、飲み水と食べ物をしっかり持っていくこと!
私はお菓子は用意していたのですが、「ご飯は途中の駅でチャーハンを買おう」と思って用意していませんでした。
マンダレー→ミッチーナ線に乗ったときは、途中の駅でたくさんチャーハンを買う機会があったからです。
でも、ロイコー路線は利用者が少ないためか、あまりにもローカルしか乗らない路線のためか、チャーハンが買えない!!
買えたのは、ご飯の上に油まみれのおかずが乗せられたミャンマー弁当800ksのみ。

冷めているし、ご飯は油でべちょべちょだし・・・。
おかずとご飯が別れていれば油の量を調整できるのですが、最初からご飯の上にたっぷり油がかかっていたので胃もたれです。
ミャンマーのご飯にあまり慣れていない人なら、一発でおなかをやられるでしょう。

あとは、トイレ。
汚いのと、揺れるので的が外れる・・・。
トイレは穴が空いていて、そのまま下に落とす式のため、停車中はあまり使わないほうが良い(駅が臭くなる!)ので、揺れながら頑張るしかありません。
しかも、ドアのカギも壊れているので、ドアが開かないよう引っ張りつつ、コケないようにバーにつかまりつつ用を足すという、高度な技術が要求されます。

こっちはアッパークラス(一番良いクラス)のトイレ。
洋式になってグレードアップ!!かと思いきや、汚いのでお尻をつけたくないから、和式よりさらに難しさUPです。
トイレの大変さまでアッパーにしなくて良いから!!
あと、列車の窓は全開で、風がかなり入ってくるので寒いです。
防寒着を用意しておくのが吉!
風にあたりすぎると体調を崩しやすいですからね。
長くて疲れる列車の旅でしたが、近くの座席の人と仲良くなれるのは楽しいですね。
小さな子供との二人旅が相当珍しいらしく、「お父さんは?」とまわりの人から質問攻めに。
「仕事が忙しいからタウンジーで留守番だよ」と言いましたが、ものすごく不思議がられました。
ミャンマー人は、女性の一人旅とか子連れの二人旅とかがかなり珍しいです。
女子は一人じゃどこにも行けないらしい(笑)ビビリか!?
あと、チッチの髪の毛が茶色いので「お父さん何人?」といろんな人から聞かれましたが、私が日本人だと気付いた人は一人もおらず。
チッチとめっちゃ日本語で話しているのに!
「何語で話しているの?」と聞かれて「日本語だよ」と答えたら、不思議な顔をされました。
私があまりにも現地化しているので、「日本」という単語が頭に入ってこなかったみたいです。
特に優しかったのが車掌さん。
普段着だったので乗客かと思っていのですが、車掌でした。
チッチが退屈になったら抱っこして遊んでくれたり、パンやお菓子をチッチのために買ってくれたり、アウンバンでは私にミルクティーをおごってくれたり。
余っていたお弁当もくれました。
たぶん、払った運賃よりも車掌さんから買ってもらったもののほうが高い(笑)
チッチが寝たら布団と枕も貸してくれました。

列車のだいたいの所要時間はこんな感じ。
06:00 ロイコー発
10:30 ピンラウン通過
?:? ティジッにて反対方向の列車とすれ違い
15:30 アウンバン着
16:30 アウンバン発
17:00 カロー着
11時間もかかりました・・・。
アウンバンでの1時間休憩が長かったです。
車掌は「アウンバンでは30分くらいだよ」と言っていたのに!

アウンバン駅にはウシがいました。
ここで、アッパークラスの車両を追加してから出発するとのことでした。
「車両を追加とはどういう風にするのかな?時間かかるのかな?」と思っていたのですが、なかなか作業は始まらず、16時をまわっても作業開始の気配もせず、私はイライラ。
こんなんだったら、アウンバンからカローまで車で行ったほうが早く着くぞ!
というか、車だったらたぶん今頃カローに着いているころだ!と。
ここまで長いこと列車に乗ってきた私がこんなところでイライラするのも変かと思われるかもしれませんが、実は早くカローに着きたい理由があったのです(その理由は次回)。

16時20分くらいから、やっとアッパークラス追加の作業が開始されました。
機関車が車両を引っ張っていき、線路を切り替えて戻ってきて、追加車両とガッチャン!(説明しづらい)
拍子抜けするくらい簡単な作業で、あっという間に終了しました。
アウンバン→カローの道のりは、ゆっくりの列車でもたったの30分。
別に期待していなかったのですが、今日の列車の旅の中で一番素敵な景色を見ることができました。
アウンバン→カローは進行方向左側の席に座るのが吉です。

こんな岩。まるでエアーズロック!?
私の心の中では勝手に「カローズロック」と名付けました。

ちょうど夕焼けの時間にあたり、山の景色がとっても綺麗!
車で行ったのでは見られない景色を見ることができて大満足。
ちょっと感動しましたもん。
文字と私の下手な写真だけでは感動を伝えられないのが残念です。
車じゃなくて列車にして、本当に良かった!!!
そうして、11時間もかけて、やっとカローにたどり着きました。
そういえば、アウンバン→カロー間の料金を支払ってないかも・・・?
車掌、どんだけ優しいんだ?(ってか、ダメじゃない?)
私が早くカローに着きたかった理由については、また次回♪
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10月29日、ロイコー旅行3日目。
朝6時にロイコーから列車が発車するので、5時すぎに起きました。
5時半に約束しておいたタクシーが来ず・・・。
運転手に電話したら、寝ぼけた声で「もうすぐ着く」とのこと。
たぶん寝坊するんだろうな・・・と思っていたので、想定通りです。
タクシーの運転手が車をぶっ飛ばし、無事に列車に間に合いました。
ホテルから駅は車で10分弱。
3,000ksと言われましたが、運転手が財布を忘れてお釣りを持っておらず(ほら、やっぱり寝坊じゃん!)、私が持っていたありったけの小銭2,400ksでOKに。

列車はオーディナリークラス1両、ファーストクラス1両、貨物1両という編成。
私はファーストクラス(ちょっと良い車両)に乗せてもらいました。
チケット購入などは特になく、車掌に1,000ksを支払うシステムでした。(時間ギリギリだったからチケット省略された?)
チッチと二人だったので2,000ks。
私は最初、シーサイン⇔タウンジー線(カックーを通るやつです)のように、朝に村から出てきて昼に町について折り返し、また夜に村に戻っていく列車かと思っていました。
ロイコー⇔アウンバンの折り返し運転というイメージ。
本当はそうではなくて、ロイコー発の列車は、アウンバンを経由してピンマナー(ネピドの近く)まで行くそうです。
なので、アウンバンからネピドーの路線上にあるカローへは、この列車で乗り換えなしで行けるとのことでした。
列車の揺れはマンダレー→ミッチーナ路線と比べたら大したことがない感じでした。
景色もまあまあ。右に座っても左に座っても、同じような感じです。
チッチは、眠かったこともあり、最初は静かに座って景色を見ていました。
そのうち、列車の中を歩き回ったり、まわりの人からお菓子をもらいまくって食べたり。
景色を見る→寝る→お菓子→飽きて騒ぐという感じでした。

列車に乗る際の注意事項としては、飲み水と食べ物をしっかり持っていくこと!
私はお菓子は用意していたのですが、「ご飯は途中の駅でチャーハンを買おう」と思って用意していませんでした。
マンダレー→ミッチーナ線に乗ったときは、途中の駅でたくさんチャーハンを買う機会があったからです。
でも、ロイコー路線は利用者が少ないためか、あまりにもローカルしか乗らない路線のためか、チャーハンが買えない!!
買えたのは、ご飯の上に油まみれのおかずが乗せられたミャンマー弁当800ksのみ。

冷めているし、ご飯は油でべちょべちょだし・・・。
おかずとご飯が別れていれば油の量を調整できるのですが、最初からご飯の上にたっぷり油がかかっていたので胃もたれです。
ミャンマーのご飯にあまり慣れていない人なら、一発でおなかをやられるでしょう。

あとは、トイレ。
汚いのと、揺れるので的が外れる・・・。
トイレは穴が空いていて、そのまま下に落とす式のため、停車中はあまり使わないほうが良い(駅が臭くなる!)ので、揺れながら頑張るしかありません。
しかも、ドアのカギも壊れているので、ドアが開かないよう引っ張りつつ、コケないようにバーにつかまりつつ用を足すという、高度な技術が要求されます。

こっちはアッパークラス(一番良いクラス)のトイレ。
洋式になってグレードアップ!!かと思いきや、汚いのでお尻をつけたくないから、和式よりさらに難しさUPです。
トイレの大変さまでアッパーにしなくて良いから!!
あと、列車の窓は全開で、風がかなり入ってくるので寒いです。
防寒着を用意しておくのが吉!
風にあたりすぎると体調を崩しやすいですからね。
長くて疲れる列車の旅でしたが、近くの座席の人と仲良くなれるのは楽しいですね。
小さな子供との二人旅が相当珍しいらしく、「お父さんは?」とまわりの人から質問攻めに。
「仕事が忙しいからタウンジーで留守番だよ」と言いましたが、ものすごく不思議がられました。
ミャンマー人は、女性の一人旅とか子連れの二人旅とかがかなり珍しいです。
女子は一人じゃどこにも行けないらしい(笑)ビビリか!?
あと、チッチの髪の毛が茶色いので「お父さん何人?」といろんな人から聞かれましたが、私が日本人だと気付いた人は一人もおらず。
チッチとめっちゃ日本語で話しているのに!
「何語で話しているの?」と聞かれて「日本語だよ」と答えたら、不思議な顔をされました。
私があまりにも現地化しているので、「日本」という単語が頭に入ってこなかったみたいです。
特に優しかったのが車掌さん。
普段着だったので乗客かと思っていのですが、車掌でした。
チッチが退屈になったら抱っこして遊んでくれたり、パンやお菓子をチッチのために買ってくれたり、アウンバンでは私にミルクティーをおごってくれたり。
余っていたお弁当もくれました。
たぶん、払った運賃よりも車掌さんから買ってもらったもののほうが高い(笑)
チッチが寝たら布団と枕も貸してくれました。

列車のだいたいの所要時間はこんな感じ。
06:00 ロイコー発
10:30 ピンラウン通過
?:? ティジッにて反対方向の列車とすれ違い
15:30 アウンバン着
16:30 アウンバン発
17:00 カロー着
11時間もかかりました・・・。
アウンバンでの1時間休憩が長かったです。
車掌は「アウンバンでは30分くらいだよ」と言っていたのに!

アウンバン駅にはウシがいました。
ここで、アッパークラスの車両を追加してから出発するとのことでした。
「車両を追加とはどういう風にするのかな?時間かかるのかな?」と思っていたのですが、なかなか作業は始まらず、16時をまわっても作業開始の気配もせず、私はイライラ。
こんなんだったら、アウンバンからカローまで車で行ったほうが早く着くぞ!
というか、車だったらたぶん今頃カローに着いているころだ!と。
ここまで長いこと列車に乗ってきた私がこんなところでイライラするのも変かと思われるかもしれませんが、実は早くカローに着きたい理由があったのです(その理由は次回)。

16時20分くらいから、やっとアッパークラス追加の作業が開始されました。
機関車が車両を引っ張っていき、線路を切り替えて戻ってきて、追加車両とガッチャン!(説明しづらい)
拍子抜けするくらい簡単な作業で、あっという間に終了しました。
アウンバン→カローの道のりは、ゆっくりの列車でもたったの30分。
別に期待していなかったのですが、今日の列車の旅の中で一番素敵な景色を見ることができました。
アウンバン→カローは進行方向左側の席に座るのが吉です。

こんな岩。まるでエアーズロック!?
私の心の中では勝手に「カローズロック」と名付けました。

ちょうど夕焼けの時間にあたり、山の景色がとっても綺麗!
車で行ったのでは見られない景色を見ることができて大満足。
ちょっと感動しましたもん。
文字と私の下手な写真だけでは感動を伝えられないのが残念です。
車じゃなくて列車にして、本当に良かった!!!
そうして、11時間もかけて、やっとカローにたどり着きました。
そういえば、アウンバン→カロー間の料金を支払ってないかも・・・?
車掌、どんだけ優しいんだ?(ってか、ダメじゃない?)
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