このブログは、地球市民の会非公認ブログです。
 ブログの内容は団体の意見ではなく、鈴木亜香里個人の意見です。
 地球市民の会の情報は、http://www.facebook.com/chikyushiminnokaiでどうぞ!

 <メディア掲載>
テレビ「こんなところに日本人」出演
  『ミャンマー・カンボジア・ラオスのことがマンガで3時間でわかる本』
   JICA「なんとかしなきゃプロジェクト」ブログ集
  佐賀新聞「私が選んだ週間ニュース5」2010年3月18日
  取材依頼、お問い合わせは左のメールフォームからどうぞ。
   
    

  ブログランキングに参加中!応援クリックよろしくお願いします☆
    にほんブログ村 海外生活ブログ ミャンマー情報へ
ミンガラーバー

昨日の記事の続きです。

タンボジセンターのこと
http://ngomyanmar.blog107.fc2.com/blog-entry-644.html

今年のタンボジセンターの選抜試験は、例年のようにテストとインタビューで8名を選抜するのではなく、
少数民族の推薦による少数民族枠から4名、例年通りのテストとインタビューから4名選ぶ方法に変えたのでした。
また、試験時にタンボジセンターの特色や規則についてかなり詳しく説明し、ミスマッチによる退寮を防ぐ対策もとりました。

その結果ですが・・・

まあまあ良い子を選抜できたのではないかと思います。
少数民族枠のインダー族推薦の子が当日来なかったために、インダー族の枠がなくなってしまうというハプニングはありましたが。


5月18日、19日に選抜試験を行い、選抜された子を5月25日にセンターに呼びました。
昨日の記事の冒頭に書いたように、再度規則などの説明をしました。

タンボジセンターの寮費は無料(日本の里親さんが負担)ですが、退寮となってしまった場合は罰金を支払う規則があります。
今までは10万ks(1万円)だったのですが、ミャンマーの物価の値上がりもあって、10万ksでは抑止力にならないので、今年から50万ksに改定しました。

生徒と保護者に募集の段階からしっかりと説明して、入寮の際に、誓約書にもサインをしてもらいました。


入寮式は無事に終了したのですが、その二日後、タンボジセンターより電話が来ました。
「生徒一人が家に帰りたがって、どれだけ説得してもダメだ」と。

ダヌ族の少数民族枠で選ばれた男の子でした。
帰りたい理由は「健康上の不安」とのことでした。
その子のお父さんいわく、「小さいころから体が弱くて、熱などで月に2回くらい病院に行く」とのこと。

別にそのときに体調不良だったわけでもなく、センターの環境が自宅と比べて劣悪ということもないのですが、その子はどうしても帰りたいと言います。
おそらく、両親と離れてホームシックになったのだと思うのですが、「絶対に帰る」と言って聞きません。

その子の村には高校がなく、高校に通うには町の寮に入らなければなりませんが、家族には寮の費用を出す余裕はありません。
タンボジセンターを退寮するということは、高校に通うことを断念することになります。

少しホームシックを我慢してタンボジセンターにいれば、高校にも通えるし、10年生試験に合格したら国境省がやっている大学にも無料で通うことだできるのに(タンボジセンターの卒寮生は優先して入学させてもらえます)。
非常にもったいないことです。

また、彼はダヌ族の少数民族枠から来ているので、ダヌ族の代表ということになります。
ダヌの民族組織の面子をつぶすことにもなるし、TPAとしては「来年はダヌ族は民族枠なしね」などと判断する可能性もあるわけですから、彼の退寮はダヌ族に不利益を与えることになります。

そういうことをTPAや父親、ダヌ組織のえらい人からも説明してもらいましたが、本人の意思は変わりません。
退寮の罰金50万ksを支払うことになっても良いから退寮したいということでした。

センターとしても、退寮したい子を無理やり置いておくわけにもいきませんので、退寮を認めることにしました。
まだ学校が始まる前だったので、彼の代わりにもう一人別の子を呼ぶことにしました。
彼の家族から、罰金50万ksを半年後に払ってもらうことにし、この件は終わりとなりました。


少数民族枠は、けっこう良いアイディアだと思っていたのですが、たったの2日でダヌの子は退寮するし、インダーの子は試験に来ないで辞退してしまうし・・・やはり通常試験で選抜したほうが良いのでしょうか。
初めての取り組みなので、うまくいかないのは当たり前なのでしょうか。
難しいです。

これからタンボジセンターでの生活を通して、今回の選抜の改善がよかったのがどうか、はっきりしてくると思います。
生徒たちには、充実した2年間をセンターで過ごしてもらいたいと思います。


これからも、タンボジセンターの様子をブログや地球市民の会のFBでお知らせしていきたいと思います。
里親さんを現在募集中ですので、ご興味のある方は担当の大久保までお問い合わせをお願いします。

<タンボジ奨学金>
対象:タンボジセンターに通う高校生
期間:9年生、10年生の2年間(14~16歳)
金額:月額1,000円から10,000円(お好きな金額を選べます)
支援体制:複数の里親さんで1人の生徒を支援します

お問い合わせ
認定NPO法人 地球市民の会 (担当:大久保)
〒840-0822 佐賀県佐賀市高木町3-10
0952-24-3334
okubo@terrapeople.or.jp



長くて読みにくかったかもしれませんが、仕事面ではこういうこともあるんだよ、ということで。
ちょっと内実を書きすぎたかもしれません・・・。(本部から怒られる?)

でも、ありきたりの活動報告だけのブログって、面白くないじゃないですか。
できるだけ、ギリギリのところまで書くのがこのブログのモットーなので。怒られたら消しますけど。

ということで、クリック応援よろしくお願いします。

↓ ↓ ↓

にほんブログ村 海外生活ブログ ミャンマー情報へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://ngomyanmar.blog107.fc2.com/tb.php/645-f9fe5378