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2月14日のバレンタインデーは、スタッフの妹の結婚式に行きました。
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そしてその後、大きな会議に参加してきました!

今日は、その会議のことについて報告です。
最近観光のことばかり書いていましたが、ちゃんとNGOの仕事もしているんだよー!ということで。


さて、出席してきたのは・・・

The Republic of the Union of Myanmar
National Community Driven Development Project
Township Selection for Shan STATE
Consultation

という会議です。

世界銀行とミャンマーの開発局(日本語訳不明)が組んでプロジェクトをやるそうです。
ミャンマーの7つの州と7つの管区、それとネピドーの15か所に、合計80,000,000ドルを投入してプロジェクトをやるそうです。

1年目は、チン州、シャン州、タニンダリー管区をやります。
それぞれ1つのタウンシップを選び、そのタウンシップ内にある村に27,000ドル/年×3年間の支援を行います。

何を支援するかと言うと、道路とか学校とか、病院の修理とか、何でも村が好きなものを選んで申請する方式だそうです。
それを、Community Driven Development(CDD)と呼ぶそうです。
「地域コミュニティーが主体的に開発するプロジェクト」というようなイメージでしょうか。
最初にCDDの説明がされたのですが、「それって、TPAがやっていることと一緒じゃん?」と思いました。


で、この会議では、広大なシャン州のたくさんあるタウンシップの中から、1つを皆で選びましょうということでした。
会議に参加したのは、シャン州政府の人たち、各省庁のタウンジー事務所長、シャンにいる各民族の長、NGO関係者、その他でした。
238名もの人が参加しました。

会議1

電光掲示板も使って、気合いが入っています。
会場はうちの近くなのですが、前日夜遅くまで、準備をしている様子が見えました。

会議2

ジャーン!
これが会場です。こういう会議は初めてだったので、テンションあがりました。

会議4

これが、シャン州知事です。
彼の挨拶で会議が始まりました。

会議3

世銀の外国人2人。
外国人は、この2人と私だけだったみたいです。


<プログラム>
1)州大臣より開会の言葉
2)開発局より、CDDについて説明
3)コーヒーブレイク
4)開発局より、タウンシップ選定基準について説明。質疑応答
5)お昼ご飯
6)グループワーク
7)コーヒーブレイク
8)グループワークの発表
9)閉会


<タウンシップ選定の段取り>
1)GDPや就学率、5歳未満死亡率などの数値を出す
2)会議で3つのタウンシップまで絞り込む ←今ココ
3)シャン州知事が3つの中から1つのタウンシップを選ぶ


<タウンシップ選定基準>
・民族自治区(15タウンシップある)から選ぶこと
・貧しい地区であること
・他の団体があまり入っていない地区であること(NGOが活動する村が50%以下であること)
・安定している地域であること(紛争などがないこと)
・パイロットプロジェクトのため、成功可能性が高いこと

会議7

昼食後、グループワークで話し合いをしました。
私たちのグループの話合いは・・・

まず、危険な地域はダメということで、ワ民族自治区(6地区)とコ―カン民族自治区(2地区)は外されました。
基礎データがとれていなかったので、成功可能性は低いということで却下。

ピンダヤ(ダヌ族自治区)、ユアガン(ダヌ族自治区)、ピンラウンは(パオ族自治区)、UNDPが10年以上入っている地域であり、GDPも高いので却下。

ホッポン(パオ族自治区)、シーサイン(パオ族自治区)、ナムサン(パラウン族自治区)、マントー(パラウン族自治区)は貧しく、他のNGOもほとんど入っていない。
パイロットプロジェクトなので成功する必要があるということで、アクセスが良い順に優先順位を付けました。

1 ホッポン(パオ)
2 シーサイン(パオ)
3 ナムサン(パラウン)

私たちは、「他のグループも絶対同じ結果だろう」と思ったのですが、発表の時間になってビックリ!
10チーム全部が違う答えを出してきました。
ワとコ―カンを排除したのは全グループ共通でしたが、その他の順位の付け方が全く違いました。

結果、多数決でこのように決まりました。

1)ナムサン(パラウン)           18ポイント
2)ユアガン(ダヌ)              16ポイント
3)ホッポン、シーサイン、ピンラウン(パオ) 各6ポイント

ということで、無事に会議は終了しました。


後日、この3つの中から州知事が1つを選びます。

私は予言します!州知事はユアガンを選ぶ、と。

だって、州知事はダヌ族で、ダヌ地域を優先しているというのは、南シャンで活動するNGOは全員知っている事実です。
州知事の出身のプエラ村では、13ものNGOやUN団体が活動していると聞きました。
小さな村に13の組織は異常ですよね・・・。


さて、

世銀のホームページ、英語ですけど、興味がある方はどうぞ。
http://www.worldbank.org/en/country/myanmar
http://www.worldbank.org/projects/P132500/myanmar-national-community-driven-development-project?lang=en

会議5


私の感想としては・・・

1)そもそも、CDDって・・・(笑)

27,000ドルでは、学校1校建てたら終わりです。
道路も1マイルもひけません。
せっかくバジェットがたくさんある世銀なのに、CDDとか言ってドヤ顔しても、結局やっていることはTPAのような小さなNGOと同じです。(というか、TPAのほうが丁寧にできる自信はある)
NGOに下請けさせるって言っていたし・・・。

私だったら、世銀くらいのバジェットがあったら、タウンジーにゴミ処理場を作って、村の人にダイオキシンの怖さを伝える研修をする!
それか、下水処理施設を作るとか。
そういう、1つのNGOができないレベルの大きいものを作ったほうが良いと思うんだけどなぁ。


2)地域の選び方について

7つの州と7つの管区とネピドーという選び方は、変ですよね。
シャンなんて、とても広大で多様性に富んだ地域なのに、1タウンシップしか選ばれません。
そして、民族自治区から選ぶというのもなぁ。
本当は、もっと貧しく、NGOが全く入れていないタウンシップ(主にシャン族が居住)もたくさんあります。


3)グループワークの進め方

グループワークの際、好きな人同士で自由に座らせたのが間違いだったと思います。
ミャンマー人は、仲良し同士で座ります。
なので、私のグループはNGO関係者が大半でしたし、役人しかいないグループもありました。
それぞれ立場によって視点が違うので、グループワークの結果がバラバラだったのは、自由着席のせいだと思います。
お役人さんは上の人から覚えが良いように、ダヌ地区を入れてきたのでしょうし。


まあ、そんなこんなで言いたいことはいろいろありましたが、世銀もミャンマーでプロジェクトをやるのは初めてらしいから、仕方ない?
世銀はこういう風に会議するんだー(こういう風に会議をして、「地元の人が決めたという大義名分」を得るんだなー)とか、新しい経験を積むことができたので、面白かったです。

会議6
コーヒーブレイクは、コーヒー会社が広報活動で行っていたみたいです。
この会議の費用はこんな感じ?

会場費:無料
昼食費:偉い人はホテルで、普通の人はケータリングのバイキング形式
コーヒー代:無料(コーヒー会社提供)
宿泊費:ネピドから来た役人の宿泊費、外国人の宿泊費
交通費:ネピド、外国人の交通費
招待状印刷費:250通程度
運営スタッフ人件費:開発局スタッフなので無料


ちょっと今日は話がマニアックすぎたかな~?
私が自由に活動地域を選べるなら、ホッポンタウンシップを選びます。

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