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2012.01.18 水牛銀行調査
ミンガラーバー
先日は、水牛銀行をやっている村に新規プロジェクトの調査に行ってきました。

水牛銀行というのは、「JAグループさが」さんから資金をいただいて実施している事業です。
銀行と言っても、お金を貸すわけではありません。
水牛銀行は母牛を村の借りたい人に貸します。
母牛を借りるときに、借りる人は水牛銀行コミティーにレンタル代として30000ks払います。
そして母牛を育てて子牛を生ませ、子牛が乳離れをした際に、コミティーに母牛を返し、子牛代としてさらに30000ksを支払います。
つまり、合計60000ksで水牛を一匹手に入れることができるようになります。

また、コミティーは集めたお金をしっかり管理し、村の開発のために使います。
TPAからは、最初に母牛を買うお金をコミティーに支援するだけで、あとはコミティーと村の人たちの頑張りで、どんどん村の開発資金が増えていくという仕組みです。
他に、養豚銀行とニンニク銀行というのもあります。

JAグループさがさんには5年にわたって、これらの銀行事業を支援してくださいました。
そして、今では60を超える村が小規模銀行事業を行っています。
他にも希望する村はたくさんあるのですが、何しろ管理が大変ですので、これ以上村の数を増やすのは難しい!ということで、6年目からは第二フェーズとして、小規模銀行事業をさらに良くするための活動に充てることになりました。

2011年度は、給水事業と土着菌堆肥支援事業です。
TPAのプロジェクト地域には、水が確保できずに困っている村がたくさんあります。
そのため、豚のえさをたくさん確保できずに豚がやせていたり、水牛が水浴びできる場所がなかったりします。
また、共同農園で循環型農業を実施しようとしても、資材や種を買うお金がなくて土着菌堆肥を十分に入れられていない村もたくさんあります。

この日は、給水事業を希望しているタウンピョー村まで行ってきました。
タウンジーよりセレー方面に1時間半ほど。
今年の雨で道の土が流れて、石がボコボコの悪路です。
本当は4WDで行くような道ですが、めっちゃ古い普通のサルーンで、揺れに眠気を誘われながら村へと向かいました。
あまり外国人が来ない村ですので、子どもたちに「日本人だ」と言ってジロジロ見られますが、私は外見がほとんどミャンマー人化しているので、インパクトが少なくてなんだか子どもに申し訳ない・・・笑。

この村は、水源は近くにあるのですが、共同農園のあたりまでは水が来ていません。
共同農園では、とうもろこしやハトマメを育てています。
村を4つに区分けして、共同農園も4つに区分けし、それぞれの地域がそれぞれの農園に責任を持ってやっているそうです。
毎年、各区画は決まった額を集めなくてはいけない決まりがあり、競争しながら頑張ってやっています。
責任が分散して失敗することも多い共同農園ですが、この村は大変良い工夫をしているなと感じました。

その共同農園、今は何の肥料も農薬も入れないでやっているそうです。
化学肥料を使っていないのは、大変良いことですね。
でも、もっと収量を上げたいという想いがあり、土着菌堆肥をたくさん作って農園に入れたいと考えたのだそうです。
土着菌を作るには、農園の近くに大量に水を確保する必要があります。
そこで、水源から共同農園まで、パイプで水を引きたいというのが村の希望でした。

タウンピョー

なぜ土着菌を入れたいのかと質問すると、化学肥料は高いし、土が悪くなってしまったり、毎年たくさんの量を入れなければならないから良くない、という答えが返ってきました。
また、共同農園は村の皆が関わるので、もし土着菌堆肥でやってみてうまくいけば、自分の畑にも土着菌堆肥を取り入れる人が増えるのではないか、そうやって循環型農業を実践する人を増やしていきたい!という、コミティーの心意気も聞くことができました。

堆肥を作らない時期は、さらに先にある学校までパイプを引き、子どもたちが水を使えるようにしたいとのことです。
学校では、今は雨水をためて使っていて、乾季になると水が不足してこまっているようです。

なるべく多くの村を支援するために、1村に対する金額は少なめなのですが、パイプだけ支援してもらえれば、水タンクは村でお金を集めて建てるつもりだ、とのことでした。
なんだかやる気のあるコミティーで、気持ちの良い限りです。

JAさんが視察に来られるのは3月。
それまでに完成できるよう、段取りよく進めていかなくては!

タウンピョー2
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