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ミンガラーバー
最近のミャンマーの外国人事情についてです。

少し前に、日本人女性がバガンのほうで殺害されるという悲しい事件がありました。
それを受けてか、タウンジーの入り口のところや政府のトラベルオフィスのところに、青い看板が立てられるようになりました。
「外国人を手助けしてあげてください」という内容が書いてあります。

以前から、TPA関係で日本のお客さんがいらっしゃる場合は、旅行行程をすべてカウンターパートの国境省に提出し、セキュリティとして国境省のスタッフが同行していました。
昔なら、「今日はヘーホー空港に行って飛行機に乗るだけだよね。だったらもうついていかないから」と言われていたのですが、バガンの事件以来、絶対に空港までついてくるようになりました。
もし外国人の身に何かがあった場合、同行していないと大変な責任問題になるからだそうです。

ということで、TPAツアーに参加される方は、少し窮屈な思いをされるかもしれませんが、ご了承くださいませ。
といっても、付き添いのお役人さんがいるだけですが。
ちなみに、普通の旅行者の方は関係ありません。

この看板ですが、外国人が一人殺害されたことで、「ミャンマーは危険な国だ」となってしまうことを避けたいのでしょう。
今回の事件は政治とは何も関係ないのですが、「ミャンマーは軍事政権だから危ない」と言われかねない雰囲気ですし(むしろ、すでに軍事政権ではありませんけど)。
「ミャンマーも大変だなぁ・・・」と、ちょっと同情したくなります。


10月から11月にかけて帰国していた際、いろいろな人から「ミャンマーは民主化してるってテレビで言っているけど、危なくないの?大丈夫?」と聞かれてびっくりしたことがあります。
「民主化イコール危ない」という式が頭の中でできあがってしまっている人が、けっこういらっしゃるようです。
もちろん、軍事力を使っての急激な民主化だったら危ないのかもしれませんが、ミャンマーの場合は一応選挙をしていますしね。(一部、ドンパチやっている地域はもちろんありますが)
住んでいる実感としては、「日本と同じくらいの危なさ」という感じです。

相変わらず、日本のマスコミはミャンマーを悪者のように書いているのでしょうか?
ある新聞社の方が「われわれにとっては、(長井さんの事件で)ミャンマーに因縁がありますからね」とおっしゃっていましたが、そろそろ見方を変えても良いころだと思うのですが・・・。
最近の報道を見ることができていないので、的外れなことを言っているかもしれません。
しかし、こんな内容、昔ならサイバー攻撃が怖くて書けませんでしたけど、今では普通に書けますね。

日本の人が持っている、ミャンマーに対する偏見をやわらげたいなぁ~という想いがあるので、珍しく自分の意見を書きました。
ブログにこういうことを書くと、批判されるんだよな・・・。怖いなぁ。
私は政治の専門家でもないですし、ミャンマーのことでもよくわかっていない部分がありますので、「なんか勝手に言ってるなぁ」程度に捉えていただけますと幸いです。
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