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2011.08.21
ナッカン小学校
今日は、ナッカンという村に行ってきました。
タウンジーからそんなに遠くない村です。
小学校を建て替えたいという申請書が村から来ていたので、必要性の調査をするため、国境省のお役人さんと一緒に行きました。
ナッカンはセレーに向かう道路から少し横道に入り、山道を少し登ったところにあります。
道の状態が悪く、トゥンウィンさんが車を降りて押す場面もありました。
「雨の降らないうちに早く帰ろうね」と、ドライバーのニーニコさん。
いつもの優しい笑顔ですが、目があまり笑っていませんでした。
こりゃ、早めに終わるようにしなければ!
村に着くと、コミティーの人たちが集まっていてくれていました。
TPAの事業は初めての村ですので、TPAの活動内容紹介から始め、これからドナーを探すので支援決定ではないことや、TPAルール(建設費の25%は村が負担)についても説明しました。
それから、村の困難や学校建設をどのように進めるつもりかなど、申請書をもとにいろいろと質問をしました。

学校は23年前に建てられた木の校舎のため、木は虫食い、屋根のトタンにもところどころ穴があいています。
ファウンデーションもしっかりしていないので、柱が地面に沈み、少し床が傾いているところもありました。
ここの小学校には、村に住む0年生から5年生の子どもが通っていますが、校舎がせまく、部屋と部屋の仕切りがないために、他の学年の授業の声がまる聞こえになってしまいます。
なんとなく、小さいころに通っていた公文式の教室を思い出してしました。
公文式は、基本的には自分とプリントとの戦いですから狭くても良いのですが、ここは学校です。
先生の声がしっかり聞こえなければ、勉強に集中することができません。

この村は、ポオー族の村で、山の上のためにタナペ(葉巻の葉)を作って生活しています。
約80世帯の小さい村で、車を持っている人はもちろん、電話すら持っている人がいないそうです。
レーエインゴン村もそうですが、山の上の村はいろいろな面でハンデを負っているなと思います。
道が悪いために、軽くて運びやすいタナペに頼った生活になってしまっています。
山の上でとても景色がよく、タナペを作っている割には山に木がたくさん残っています。
タナペは葉を乾燥させるために薪をたくさん使うので環境問題になりやすいのですが、ここの村では使った分は植えるということで植林をしっかりおこなっているようです。
そのため、水が豊富にあり、水力発電で少しの電気が来ているようでした(とはいえ、各家庭に蛍光灯1つずつくらいのものです)。
新校舎のために村が負担する金額はどう捻出する計画か聞くと、各家からタナペを集めて、それを売って現金にするということでした。
また、奨学金事業もやりたいということで聞くと、アボガドを各家5本ずつ共同農園に植えて、その実を売って基金を作るという計画でした。
竹の校舎のティープー小学校などに比べるとマシですが、この狭い教室はさすがにかわいそう・・・と思ってしまいます。
だいたい130万円くらいで60フィート×30フォートの学校を建てることができます。
まだドナーが見つかっていませんので、興味のある方は是非ご連絡ください!!
とっても眺めが良く、村人も優しい素敵な村ですよ~。
ブログランキングに参加していますので、クリックいただけますと幸いです。目指せ!一位☆

タウンジーからそんなに遠くない村です。
小学校を建て替えたいという申請書が村から来ていたので、必要性の調査をするため、国境省のお役人さんと一緒に行きました。
ナッカンはセレーに向かう道路から少し横道に入り、山道を少し登ったところにあります。
道の状態が悪く、トゥンウィンさんが車を降りて押す場面もありました。
「雨の降らないうちに早く帰ろうね」と、ドライバーのニーニコさん。
いつもの優しい笑顔ですが、目があまり笑っていませんでした。
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村に着くと、コミティーの人たちが集まっていてくれていました。
TPAの事業は初めての村ですので、TPAの活動内容紹介から始め、これからドナーを探すので支援決定ではないことや、TPAルール(建設費の25%は村が負担)についても説明しました。
それから、村の困難や学校建設をどのように進めるつもりかなど、申請書をもとにいろいろと質問をしました。

学校は23年前に建てられた木の校舎のため、木は虫食い、屋根のトタンにもところどころ穴があいています。
ファウンデーションもしっかりしていないので、柱が地面に沈み、少し床が傾いているところもありました。
ここの小学校には、村に住む0年生から5年生の子どもが通っていますが、校舎がせまく、部屋と部屋の仕切りがないために、他の学年の授業の声がまる聞こえになってしまいます。
なんとなく、小さいころに通っていた公文式の教室を思い出してしました。
公文式は、基本的には自分とプリントとの戦いですから狭くても良いのですが、ここは学校です。
先生の声がしっかり聞こえなければ、勉強に集中することができません。

この村は、ポオー族の村で、山の上のためにタナペ(葉巻の葉)を作って生活しています。
約80世帯の小さい村で、車を持っている人はもちろん、電話すら持っている人がいないそうです。
レーエインゴン村もそうですが、山の上の村はいろいろな面でハンデを負っているなと思います。
道が悪いために、軽くて運びやすいタナペに頼った生活になってしまっています。
山の上でとても景色がよく、タナペを作っている割には山に木がたくさん残っています。
タナペは葉を乾燥させるために薪をたくさん使うので環境問題になりやすいのですが、ここの村では使った分は植えるということで植林をしっかりおこなっているようです。
そのため、水が豊富にあり、水力発電で少しの電気が来ているようでした(とはいえ、各家庭に蛍光灯1つずつくらいのものです)。
新校舎のために村が負担する金額はどう捻出する計画か聞くと、各家からタナペを集めて、それを売って現金にするということでした。
また、奨学金事業もやりたいということで聞くと、アボガドを各家5本ずつ共同農園に植えて、その実を売って基金を作るという計画でした。
竹の校舎のティープー小学校などに比べるとマシですが、この狭い教室はさすがにかわいそう・・・と思ってしまいます。
だいたい130万円くらいで60フィート×30フォートの学校を建てることができます。
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