このブログは、地球市民の会非公認ブログです。
ブログの内容は団体の意見ではなく、鈴木亜香里個人の意見です。
地球市民の会の情報は、http://www.facebook.com/chikyushiminnokaiでどうぞ!
こちらのブログは旧ブログです。新ブログはこちらから!

<メディア掲載>
テレビ「こんなところに日本人」出演
『ミャンマー・カンボジア・ラオスのことがマンガで3時間でわかる本』
JICA「なんとかしなきゃプロジェクト」ブログ集
佐賀新聞「私が選んだ週間ニュース5」2010年3月18日
取材依頼、お問い合わせは左のメールフォームからどうぞ。

ブログランキングに参加中!応援クリックよろしくお願いします☆

| Home |
2011.08.14
3年計画立案中!
今日は、カローとピンダヤに行きました。
どちらとも、地球の歩き方に載っている有名な観光地ですね。
カローは景色がとても綺麗で、ピンダヤは洞窟寺院が大変有名です。
この地域は、私たちのプロジェクトサイトではありませんが、次回の3年計画の調査のために、国境省のタウンジーで一番偉い人と共に行ってきました。
ミャンマーで国際NGOが活動をするためには、関係省庁と覚書を結ばなければなりません。
TPAは、国境省と覚書を結んで活動をしています。
その覚書が2011年9月8日に切れるので、3年間の延長をしたいと思っているのですが、そのためには3年間でどのようなプロジェクトを、どの村で、どれくらいの予算規模でやるのか、ということを全て詳細に至るまで提出しなければなりません。
そして、提出した予算は必ず達成しなければならず、達成できない場合は延長することができません。
TPAはひとつひとつのプロジェクトに対して助成金をとっていくというスタイルで資金集めをしています。
そのため、今後3年間でいったいどんな助成金がとれるのか、ぜんぜん見当がつきません。
できるだけ少なめの予算で提出したいのですが、以前の覚書よりも予算が減っていると認められないので、毎年毎年予算を増やしていかなければなりません。
今回は1年間で7000万円の予算でしたので、次回が厳しい・・・。
(これでも、1億円以上はやってくれなきゃ困る、と言われたのを無理やり通したのですが)
しかも、国境省のお偉いさんから、どこどこ村の学校をやってほしい、どこどこの水をやってほしい・・・などの要求も来ます。
あまりに大きな金額だったり、全く必要性がなかったりするようでしたら断ります。
しかし、調査に行って必要性があると判断されれば、実施することもあります。
本当にやりたい事業を通すためにも、いくつかはあちらの要求をのまなければならないところも、どうしても出てきますよね・・・。
今回はカローとピンダヤの学校と水が偉い人よりリクエストされたので、とりあえず調査に行ったのでした。
国境省としては、TPAと覚書を結ばない(=TPAは活動できない)というカードがあり、
TPAとしては、やめて帰国する(=NGOからの収入が減るので、国境省の役人さんにとっては評価大幅ダウン)というカードがあります。
結局は、どちらも活動を続けたいのですが、「こっちはやめる覚悟もあるんだからね」ということをチラつかせながら、交渉をしていかなければなりません。
現在は国境省の担当レベルから偉い人レベルまで交渉のステージが上がりました。
その後、国境省のトップ→FERDという省庁→閣議という順番に書類がまわり、OKであれば覚書に署名ができます。
TPAとしては、国境省の偉い人レベルを突破することが一番大変です。
国境省の偉い人が、トップやFERD、閣議からいろいろと質問をされるのですが、そのときに詳しく答えられないと大変怒られるそうです。
そのため、普通は必要ないと思われる情報も全て、TPA側で用意しなければ、上にあげてくれません。
他のNGOは3年間の細かい予算などは出していないそうなのですが、TPAは運悪く、水タンクのサイズ、学校の設計図、プロジェクト予定地の地図、買う機材の仕様まで出さなければならず、大変です。
8月10日にマネージャーがネーピートーに行って国境省の偉い人と話をしてきます。
そこでOKをもらえれば、9月8日に間に合うようにスムーズに延長をしてくれるそうですが、何か不備があれば間に合わないことになります。
となると、日本人のビザが切れるので、一度バンコクに出て3カ月のビジネスビザを取得して戻り、正式に延長できてから再度ビザの書き換えをする必要があります。
つまり、お金が超かかる!!ということです。
バンコクに行けるのは少し嬉しいですが、お金がかかるので、なんとか8月10日に間に合わせたい!!と、頑張り中です。
ブログランキングに参加していますので、クリックいただけますと幸いです。目指せ!一位☆

どちらとも、地球の歩き方に載っている有名な観光地ですね。
カローは景色がとても綺麗で、ピンダヤは洞窟寺院が大変有名です。
この地域は、私たちのプロジェクトサイトではありませんが、次回の3年計画の調査のために、国境省のタウンジーで一番偉い人と共に行ってきました。
ミャンマーで国際NGOが活動をするためには、関係省庁と覚書を結ばなければなりません。
TPAは、国境省と覚書を結んで活動をしています。
その覚書が2011年9月8日に切れるので、3年間の延長をしたいと思っているのですが、そのためには3年間でどのようなプロジェクトを、どの村で、どれくらいの予算規模でやるのか、ということを全て詳細に至るまで提出しなければなりません。
そして、提出した予算は必ず達成しなければならず、達成できない場合は延長することができません。
TPAはひとつひとつのプロジェクトに対して助成金をとっていくというスタイルで資金集めをしています。
そのため、今後3年間でいったいどんな助成金がとれるのか、ぜんぜん見当がつきません。
できるだけ少なめの予算で提出したいのですが、以前の覚書よりも予算が減っていると認められないので、毎年毎年予算を増やしていかなければなりません。
今回は1年間で7000万円の予算でしたので、次回が厳しい・・・。
(これでも、1億円以上はやってくれなきゃ困る、と言われたのを無理やり通したのですが)
しかも、国境省のお偉いさんから、どこどこ村の学校をやってほしい、どこどこの水をやってほしい・・・などの要求も来ます。
あまりに大きな金額だったり、全く必要性がなかったりするようでしたら断ります。
しかし、調査に行って必要性があると判断されれば、実施することもあります。
本当にやりたい事業を通すためにも、いくつかはあちらの要求をのまなければならないところも、どうしても出てきますよね・・・。
今回はカローとピンダヤの学校と水が偉い人よりリクエストされたので、とりあえず調査に行ったのでした。
国境省としては、TPAと覚書を結ばない(=TPAは活動できない)というカードがあり、
TPAとしては、やめて帰国する(=NGOからの収入が減るので、国境省の役人さんにとっては評価大幅ダウン)というカードがあります。
結局は、どちらも活動を続けたいのですが、「こっちはやめる覚悟もあるんだからね」ということをチラつかせながら、交渉をしていかなければなりません。
現在は国境省の担当レベルから偉い人レベルまで交渉のステージが上がりました。
その後、国境省のトップ→FERDという省庁→閣議という順番に書類がまわり、OKであれば覚書に署名ができます。
TPAとしては、国境省の偉い人レベルを突破することが一番大変です。
国境省の偉い人が、トップやFERD、閣議からいろいろと質問をされるのですが、そのときに詳しく答えられないと大変怒られるそうです。
そのため、普通は必要ないと思われる情報も全て、TPA側で用意しなければ、上にあげてくれません。
他のNGOは3年間の細かい予算などは出していないそうなのですが、TPAは運悪く、水タンクのサイズ、学校の設計図、プロジェクト予定地の地図、買う機材の仕様まで出さなければならず、大変です。
8月10日にマネージャーがネーピートーに行って国境省の偉い人と話をしてきます。
そこでOKをもらえれば、9月8日に間に合うようにスムーズに延長をしてくれるそうですが、何か不備があれば間に合わないことになります。
となると、日本人のビザが切れるので、一度バンコクに出て3カ月のビジネスビザを取得して戻り、正式に延長できてから再度ビザの書き換えをする必要があります。
つまり、お金が超かかる!!ということです。
バンコクに行けるのは少し嬉しいですが、お金がかかるので、なんとか8月10日に間に合わせたい!!と、頑張り中です。
ブログランキングに参加していますので、クリックいただけますと幸いです。目指せ!一位☆




- 関連記事
-
-
ピンラウンでNGO会議 2012/06/23
-
【シャン内戦避難民支援】避難所訪問レポート 2015/11/30
-
本日9時NHKBS1でオンエアー☆「アジアで花咲け!なでしこたち」にミャンマーTPAが映りまくります 2014/11/21
-
【NPO論】協力隊とバザリング、いろんな寄付の仕方があるものです。 2010/10/01
-
JICA草の根パートナー型に内定しました!! 2010/10/12
-
スポンサーサイト
| Home |