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さてさて、「妬まれツアー」の一日目を締めくくるのは、夜ラペイエ(ミルクティー)!
夜に喫茶店で甘いミルクティーをすすりながら、人間観察をするのがとっても楽しいんです。

私たちが選んだのは、ニャウンシュエ市場の一画。
歩道に低い机といすを出しているスタイルのお店です。
席がいっぱいで座れなかったのですが、お店の人が座っていたイスを譲ってもらって、調理台の端に座りました。
カウンターみたいな感じ?
とにかく、普通はお客さんが座らないような場所に陣取り、甘いラペイエ片手に人間観察スタートです。

低いイスに座りたかったのに、カウンターの高いイスか・・・と、最初は残念に思ったのですが、これが当たり席でした。
お兄ちゃんがミルクティーを作っている様子が、身近でよく観察できます。

注文が入ると、まずは練乳をスプーンに2杯。
それからコンデンスミルクをコップ3分の1くらいまで入れます。
ヤカンで煮だした濃い~紅茶をコップ3分の2になるまで入れて、最後にミルク入りのお湯を入れ、完成です。
そのお兄ちゃんの動作のキレの良いこと!
「さっ、さっ、かっ!ちゃー、シュッ!よよよ、ととん。かっ、こここ」
いちいちカッコつけているというのか、人の目線を意識しているのか、とにかく尋常じゃないキレがあります。
彼なりの「形式美」があるようです。

このお兄ちゃん、年齢はおそらく20歳すぎ。
人懐っこい笑顔で、店を牛耳っているおばちゃんとも冗談を言い合いながらも、手際よく仕事を進めています。
紅茶を作るのは彼の仕事だし、揚げ物も彼がメインで担当しているようです。
チイコ曰く、「なかなかモテそう」な感じ。
でも、イケメンを想像してもらっては困ります。
彼の服装は、7分袖の白Tシャツに、茶色のクマのエプロン。。。
このエプロン、少し彼にはサイズが小さいような・・・子ども用?
バランスが変で、笑いたい気持ちになってきます。
ということで、彼のあだ名は「エプロンのお兄ちゃん」になりました。

エプロンのお兄ちゃんは、小麦粉と水を混ぜて練った生地に油を大量にまぶし、独特の手つきで薄く生地をのばします。
まるでピザを作っているみたいに彼の手は回転し、彼の手にあわせて生地も回転して、薄く大きく広がります。
薄くのばした生地を折りたたみ、高温で大量の油の中に放り込む、という一連の動作が、きびきびとした形式美の元、行われていきます。
ピザ屋に修行に出したいくらいの鮮やかな職人芸であるのですが、どう考えても無駄な動きもたくさん入っています。

その横で、紫色のパーカーを着た「ムラサキ」が、生地を練っています。
ムラサキはエプロンのお兄ちゃんよりも顔が老けているのですが、店でのポジション的にはエプロンのお兄ちゃんのほうが上に見えます。
「昔はムラサキがエプロンを着て、店の中心をはっていたが、今のエプロンにエプロンを渡して世代交代したのではないか」などと、妄想はふくらみます。

この店は、太ったおばちゃん3人が牛耳っているようですが、主に働いているのはエプロンとムラサキ、そして小学生くらいの女の子です。
「おばちゃんたちは、動かないから太るんだよ」と言いながら、自分のことを思い出し、もっと動かなければ!と脅迫されているような気持ちになります。
小学生くらいのいがぐり頭の男の子は、エプロンの横について、彼の職人芸を観察していました。
きっと、いがぐりがエプロンの後を引き継ぐのでしょう。
エプロンは優しくいがぐりに教えているように見えます。
ほほえましい光景です。

店員だけでなく、お客さんもなかなか濃いのがそろっています。
ロン毛で金髪の「ホスト」は、その名の通り(っていうか私らが付けたあだ名だから、まあそうなんだけど)店員のおばちゃんの肩を抱き、冗談を言いながらおばちゃんとのスキンシップ!
おばちゃんたち、店番もほったらかしでホストにメロメロです。
でも、今どきの若者がおばちゃん相手にこんなに気軽に話をするなんて、平和で良い国だとしみじみ感じます。

ロンリープラネットを熱心に読み込む欧米人のジェームズ(仮名)もいれば、エプロンが揚げたお菓子に練乳をかけ、推定カロリー800kcal超えにしたのをぺロリと平らげる欧米系グループもいます。
この人たち、日本人やミャンマー人より、ふたまわりくらい大きい・・・。
我々にとっては、エプロンが油で生地を回している姿を見ているだけでも胸やけなのに、それに練乳を追加するなんて信じられません。
ロンリープラネットに「練乳を追加するのがオススメ!」などと書いてあるのかしら?と訝ってしまいます。

そんなこんなで、主にエプロンの動きに注目しながら、他の店員やお客さんの様子を観察していると、まったく飽きることがありません。
チイコと二人で、いろいろな想像が膨らんでいきます。
日本語で話をしているので、誰にもばれないのも楽しいポイントかもしれません。
300ksのラペイエ1杯で、2時間くらい粘ってしまいました。

さて、そろそろホテルに戻ろうかとしたとき、エプロン兄ちゃんがエプロンを脱ぎ、店員の女の子にエプロンを渡しました。
女の子はそのままエプロンを着用します。
彼女の手には生地と油。
そして、エプロン兄ちゃんがやっていたように、彼女は生地を回し始めたのです!
「えーっ!やっぱりエプロンは、受け継がれるものだったのか!!」
生で世代交代を見ることができ、我らのテンションはダダ上がりです。
(というか、生地回し係がエプロンを着用する決まりになっているのでしょうか?謎です)
でも、女の子は少しへたくそで、やっぱりエプロンはエプロン兄ちゃんが着用すべきだな、と思って見ていると、女の子はエプロンを脱ぎ、再びエプロン兄ちゃん(エプロンなし)がエプロンを着用してエプロン兄ちゃん(エプロンあり)になりました。
長く座っていたおかげでエプロンの秘密を垣間見ることができ、大変満足した気持ちになって、この店を後にしました。

以上、こんな風にだらだらと書いたわけですけれど、とにかく夜ラペイエは楽しくてお勧めだということです。
人間観察をして笑ってもよし、エプロン片目に人生相談をしてもよし。
時間が穏やかに過ぎていき、とても豊かな気持ちになれることでしょう。
おすすめです!


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