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昨日の続きです。

さて、昨日はタンボジセンターの資金の確保について、ファンドレイジングの視点、つまり日本からお金を集めてくる、という視点で考えました。
今日は、「センターの自立」という視点で考えたいと思います。

TPAは、あと3年でミャンマー事業から撤退することを視野に入れています。
ずっと同じところにいて、ずっと日本人が指揮をとっているというのは良くない、現地の人たちにハンドオーバーしていかなければならない、という考え方です。
つまり、私はTPA最後の3年間をミャンマーで過ごすことになります。
ということで、タンボジセンターも、日本からの資金投入をあてにせずに運営できる体制をこの3年間で作っていかなければなりません。

でも、私は問いたい。
この世界の一体どこに、自己資金のみでまわせる寮があるのか、と。


おそらく、普通の寮であれば、寮費、行政からの補助金、寄付金で賄われているのではないでしょうか。
あんまりよくわかんないけど、たぶんそういうことにしておきます。

普通の寮であれば、寮に住む人がお金を払います。寮費ですね。
でも、タンボジセンターに住む学生は、学費も寮費も支払いません。
もし、2年間の寄宿プログラムを全て参加者から徴収しようとすると、莫大な金額になることでしょう。
しかも、たった16名でセンター全部の経費を賄おうとすると、相当きつい。
タンボジセンターの理念として、貧しい学生に学ぶ機会を提供するということを大切に考えていますので、寮費で運営費を賄うのは、まあ無理でしょう。

ミャンマーでは、もちろん行政からの補助金はあてにできません(現在のカウンターパートにハンドオーバーするという案もありますが、現在のように運営してもらうことは不可能でしょう)。
だとすれば、あとは寄付金です。
ミャンマー国内から安定した寄付が集まればそれで良いのですが、現状では、日本からの資金投入しかないでしょう。

つまり、寮費と補助金に頼れない以上、寄付金に頼るより方法はなく、それはすなわち、3年間どんなに自立に向けて頑張ったところで、完全に日本からの資金投入をやめることはできないのではないか、ということです。
センターの自立運営を目指さなければなりませんが、そもそもセンターのビジネスモデル自体が、自立運営できるようになっていない。
だから、相当難しいですよ、これは。


とはいえ、できないと言っていても始まりませんので、なんとかしなくてはなりません。
日本側には引き続き資金を頑張って集めていただきたいのですが、ミャンマー側としては、センターのコストダウンを進めています。

例えば鶏を飼ってタマゴを販売する。鶏のえさはセンター内で栽培したものを使い、買わずにすむようにする。精米所を作り、そこから出る米ぬかを家畜のえさにすることで、飼料費のコストダウンをはかる・・・と言った具合です。
さらに、センタースタッフにも資金難について説明し、節約を心がけてもらうことも大切なことです。
小さな積み重ねかもしれませんが、2009年度と2010年度を比較すると、運営費がかなり節約できていることがわかります。

あとは、おとといの記事に書いたNaung Inlayで有機野菜やオーガニックケーキの販売をし、自己資金を稼ぐことも大切です。
・・・でも、大規模にお菓子作りをやっているOISCAですら、年間30万円の利益と言いますから、Naung Inlayだけでセンター全体の運営費を賄うのは無理ですね。
他の方法も並行して試していかなくては。

また、ミャンマー国内での寄付金集めということで、ミャンマーで人気の航空会社である「エア・バガン」に手紙を出して寄付のお願いをしてみるなどもしています。


なんか、「ビジネスモデル」とか言っちゃって、学生のときに抱いた「国際協力」のイメージとは全然違うことを考えていますね。
熱い志だけではできない、やってナンボ、お金持ってきてナンボの世界だということですね。
ま、話題の「社会企業家っぽいじゃん!?」とか思ってみたりして。

ということで、皆さまにお願い3つ。
1)タンボジセンターのために寄付してください。
⇒タンボジサポーター制度
2)タンボジが応募できそうな助成金情報などがあれば教えてください。
3)タンボジセンターが自立できるようなビジネスモデルを思いついたら教えてください。

長々と書き連ねてしまったけれど、NGOの人がどんなことを考えながら仕事をしているのか、きれいごとじゃない感じで書いてあるものって少ないから、たまには良いよね、こういうのも。


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