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こんにちは。あかり@近所のネットカフェです。
先週の風邪、まだのどが変な感じ。
おばんくさいセキが出てしまって嫌な感じですが、元気です。


昨日はフィールドコーディネーターミーティングがありました。

TPAは、タウンジー周辺にある多くの村で事業をしています。
その名も「小規模銀行事業」
JA佐賀さんがドナーになってくださり、もう5年間も続いている事業です。
ニンニク銀行、水牛銀行、養豚銀行の3種類あり、それぞれ村が好きな銀行をやってます。

???
よくわかりにくいですよね。。。
私も理解するのにかなり時間がかかりました。
ちょっとまとめてみましょう。


事業名:
 小規模銀行事業

目的:
 ①村の開発に使える基金を創出するため
 ②循環型農業を実践し、その効果を目に見える形で広めるため

実施村:
 60村くらい?(忘れた・・・)

銀行の仕組み:
<ニンニク銀行>
1.銀行をやりたい村は、銀行委員会を設立する。最低3名はメンバーがいること。
2.TPAより、ニンニクの種代を受け取り、委員会が管理する。
3.村より5名、ニンニクを植えたい人を選び、ニンニクの種を貸し付ける。
4.種を借りた人はなるべく化学肥料を使わず、循環型農業の手法でニンニクを育てる。
5.ニンニク収穫時期になったら、借りた人は借りた種の倍の量を委員会に返済する。(だいたい8倍くらいには増えているから大丈夫)
6.また翌年、別の5名に種を貸しだす。多く返ってきた分は売ってお金にし、村の開発のための基金とする。(村により、学校の備品を買ったりしています)

<養豚銀行>
1.銀行をやりたい村は、銀行委員会を設立する。最低3名はメンバーがいること。
2.TPAより、豚代を受け取り、委員会が管理する。
3.村より5名、豚を飼いたい人を選び、豚を貸す。
4.豚を飼う人は、TPAの推薦する「土着菌堆肥を使った床」の方法で豚を育てる。
5.豚の子供が生まれたら、子豚を2匹返済。
6.また翌年、別の5名に豚を貸しだす。多く返ってきた分は売ってお金にし、村の開発のための基金とする。
7.豚だけでなく、村で共同農園を作り、循環型農業の手法で作物を育てる。作物を売ったお金も開発基金となる。

水牛銀行もそんな感じです。

銀行をやっていくには、委員会がしっかりしていること、そして循環型農業の方法や豚・水牛の飼育方法をしっかりすることが大切です。
そこで、多くの村をまわって委員会と話し合いをしたり、循環型農業のアドバイスをするフィールドコーディネーターが重要になってくるというわけ。
彼らは、普段は自分の店をやったり農業をやったりしながら、こまめに村を訪問してくれています。

昨日はそのフィールドコーディネーターたちにタウンジーオフィスまで来てもらい、各村の状況を報告してもらう月2回の会議でした。


TPAには、3人のフィールドコーディネーターがいます。
3人とも、けっこうなイケメンです。まじめだし。背も高い
スタディーツアーに来る女性陣にはかなり人気があります。

しかし、残念ながら二人はもう結婚している子持ちです。
25歳くらいと、私と同じくらいの年齢なのに、もうお父さんだなんて驚きです。


一番背が高く小顔のティサンは、どうやら「デキチャッタ婚」
彼女がいつの間にか家に住み着いており、いつの間にか結婚したそうです。
まだあまり詳しくは聞けてないので、今度詳しく聞いておきます!


ひょうきん者でスタツアのときも大人気なマウンヨーは、「駆け落ち婚」

ミャンマーでは、駆け落ちはポピュラーな習慣です。
2人で村を抜け出すのですが、3日くらいすると帰ってきます。
駆け落ちをしてしまうと、親も結婚を認めざるを得ず・・・すぐに結婚と相成るそうです。

ちなみにマウンヨーは、当時彼女がいたにもかかわらず、お祭りの日に意気投合した今の奥さんと駆け落ち。
そのとき、マウンヨー21歳、彼女は若干16歳!
はやー!!!

その彼も、今じゃ一児の父。
若い奥さんは、こじんまりとした素敵なお店を切り盛りしています。
奥さん、やり手です。


そして3人の中で唯一の独身、ソーアウン
かっこいいんですよ、マジで。

28歳、イケメン、長身、地域の有力者の長男で村の人たちからの人望も厚い、農業上手、やさしい・・・

と、好条件揃いまくりです。
移動するとき、彼のバイクの後ろに乗せてもらったりするのですが、ちょっとドキドキですね。
段差があるところなんて、バイクが止まりそうなくらいのゆっくりしたスピードで走ってくれます。
なんて素晴らしい気遣いの心!

彼の村を一緒に歩くと、「あ、ソーアウンさん。こんにちは!」という感じで村人たちが声をかけてきます。
まさに、ハムシー村の将来のリーダー間違いなしのソーアウンなのです。


TPAの佐賀本部にいるノンノンが彼の大ファンなのですが、

「ソーアウンはかっこよくて好きだけど、彼はきっと、ハムシー村から離れないと思う。ハムシー村に一生住む覚悟は、私にはまだできない・・・」

というようなことを言っていました。

そうだよね。。。


ソーアウンはもう28歳。こちらでは普通に結婚していておかしくない年齢。
周りから結婚についてからかわれます(主にマウンヨー)。

「ソーアウン、いつ結婚するんだよー」
「結婚するつもりはないよ。このまま暮らすのが一番気楽だしさ」

そう答えるときのソーアウン、ちょっと寂しそうな雰囲気です。

なんでも昔、ソーアウンが駆け落ちしたいほど好きな人がいたとか。
でも、ソーアウンのお母さんが反対して・・・結局、駆け落ちはあきらめたそうです。
それ以来、ソーアウンは彼女もつくらず、誰とも結婚もする気はないみたい。

「お母さんを大切にしたい・・・」
マザコン大国、ミャンマーらしい考え方ですね。

お母さんに気に入られ、ハムシー村に尽くす覚悟ができない限り、ソーアウンと結婚するのは難しそうです。
ということで、私の彼氏探しも難航中なのでした。。。


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