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ミンガラーバー。
前回からの続きの記事です。

17日は、一日中ミャッウーを観光する日です。
14日から移動が続いていましたが、やっと一箇所をゆっくり見られる日が来ました。
朝は8時ごろまでゆっくり寝て、9時半くらいから観光開始。
ホテルで自転車を借りて出かけました。

まず目指したのは、コータウンパヤー。
9万の仏像があるというのが名前の由来?なのでしょうか。
戦時中に日本の爆弾で壊れたという話を聞きました。
とっても素敵なパゴダなのですが、なぜか地球の歩き方には名前しか載っていませんでした。

90000 pagoda

ちょっと崩れている感じが素敵です。

90000 pagoda flower

お花や守り神?のレリーフがところどころにあります。可愛い☆

コータウンパヤーでは、ヤカインのデザインで織ってある布もゲット!

それから自転車を走らせてミャッウーの端っこのほうにある、ミャッウープリンセスリゾートへ!
これは、インレー湖にあるインレープリンセスリゾートと同じオーナーがやっている高級ホテルです。
そこで、スパマッサージとパスタのお昼ご飯をいただきました。

ここのマッサージはとっても良かった~☆
今までミャンマーで体験した中で、第一位と言ってもよいと思いました。
そんなにミャンマーのマッサージを体験しつくしたわけではありませんが。。。

princess resort

美味しいパスタも食べて、し・あ・わ・せ~♪

その後、ミャッウー博物館へ。
以前ミャッウーに来たときは、入館料が5ドルもするし、どうせ博物館にはたいしたものがないと思って入らないで帰ってきたのですが、その後大学の言語学系の先生に「あそこの碑文を見ないなんて!」と怒られた思い出があります。
ということで、今回はちゃんと博物館を見ることにしました。

博物館に行ってみると、水祭り休暇中のために閉館していたのですが・・・
裏に管理人の家があり、博物館に入りたそうな雰囲気でウロウロしていたら、特別に開館してくれました。
さすが、ミャンマーです!

博物館は先生オススメの碑文はもちろん、ポルトガルなどと交易していた時代の出土品(花瓶やお茶碗など)も飾ってあり、なかなか興味深かったです。
昔のミャッウーの地図やジオラマがあったのも、地図好きの私的には面白ポイントでした。

80000 pagoda

それから、ミャッウーで一番有名なシッタウンパヤーへ行きました。
80000体の仏像があるとのことですが、いろいろ補修・拡張されてしまっていて、壊れかけが好きな日本人的には「コータウンパヤーのほうが良いな」と思ってしまいます。
ミャンマー人的には、シッタウンのようが良いみたいですが。

80000 pagoda bird

ヒンドゥー教の影響もあるらしく、ガネーシャちゃんもいました。

myauk u

シッタウンパゴダの奥にあった仏塔も素敵でした。

仏塔の量的には、バガンには劣ります(なにせ、自転車で半日もあれば全部まわれる)が、こじんまりして回りやすいこと、仏塔が密集していて景色がきれいなこと、外国人が少ないこと、仏塔の形が面白いことなどを考慮すると、バガンといい勝負だと思います。
バガンに行ったことがあって、次にバガンっぽいどこか行きたいなあ・・・というのであれば、ミャッウーはオススメです。
ただ、シットゥエまで行って、そこからさらに船で行かないといけないのが、時間の少ない旅行者にはネックですが。

そして夜ご飯は、一番楽しみにしていたVasaliリゾートでのお食事です。
つづく。
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ミンガラーバー。
前回からの続きの記事です。

4月16日、朝からミャッウーに向けて、シットゥエの町を出発しました。
シットゥエからミャッウーに行くには、船で6時間ほど川を上っていかなければいけません。
ミャンマー人であればバスで4時間、陸路で行くことができるのですが、外国人には陸路が開放されていないので、船が必要です。
週に2回、ガバメントボートがあってそれを利用できるのですが、私たちは水祭り中に行ったので、ガバメントボートがお休み中でありませんでした。

ということで、船をチャーターすることに。
旅行前にタウンジーで聞いた情報では、普通の時期で150ドルくらい、水祭りシーズンならば400ドルくらいかかるのではないか、ということでドキドキしていたのですが、10万ks(約1万円)で借りることができました。

boat trip

インレー湖で乗るような小さな船かと思っていたら、意外と大きくてビックリ!
乗組員も3名いました。
トイレがついているので、6時間の長旅でも安心です。
屋根がついているので、暑い日ざしを浴びなくてすみます。
しかも、お客さんはリオコさんと私の2名のみなので、寝転んで昼寝したり、本を読んだりもできて快適でした。
パソコンを持ってきていたので、ブログの記事もたくさん書くことができてよかったです。

yot

朝の8時半にシットッエを出て、ミャッウーに着いたのは午後3時ごろ。
ミャッウーでは、船着場からすでに、ジャンジャン水をかけられました。
荷物をしっかりビニールで包んでおいてよかった・・・。

船着場からホテルまで、サイカーが4000ks/人と法外な(と思われる)値段を言ってきたため、私たちは歩いていくことにしました。
重たい荷物を背負って、しかも水をかけられまくりながら歩くのは大変!
(あとでわかったのですが、地図では近いように見えたホテルは、実際は2km以上あったようです・・・)

歩くのを挫折しかけたところで、トンベイン(トゥクトゥク)で水祭りを楽しんでいた家族が乗せてくれて、市場まで送ってくれました。
ヒッチハイク成功!?
現地の人と一緒に水をかけられて楽しみながら行くことができて(しかもタダで)、楽しかった~☆

それから、船での長時間の移動と水かけで疲れてしまったこともあり、夕食の時間までホテルで少し休憩しました。
日がくれてから、ホテルから自転車を借りてミャッウーの中心地へ。
王宮跡の前の広場で、水祭りのステージショーをやっていたので見学しました。

相変わらずのミャンマー踊りが披露されるのですが、ミャッウーの人はシャンの人と違って笑顔で踊るので、見ていて可愛くて楽しかったです。
また、踊りの足の上げ方が高くリズミカルで、シャン州で見る踊りよりもアグレッシヴな感じがしました。

5曲くらいダンスを見学した後、市場にあるレストランで夕食をとって、ホテルに帰りました。
14日に出発して、3日間かけてやっと目的地につきました。
いよいよ明日はミャッウー観光です。

つづく。
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ミンガラーバー。
前回からの続きの記事です。
そうして、シットゥエにたどりついた私たちでした。

実は、私はシットゥエに来たのは4回目です。
大学生のころ、「国際ボランティアサークルELAN」という、東京外語大のビルマ語課が中心となって活動しているサークルに所属していて、シットゥエにある孤児院の支援を行っていました。

夏休みや春休みなどの長期休みに、ELANの皆でミャンマー旅行に出かけます。
行きは、日本の方から寄付していただいた子供服や粉ミルクなどをトランクいっぱいに詰め込んで持って行き、孤児院に寄付します。
帰りは、空いたトランクのスペースいっぱいにミャンマーのお土産品を詰め込んで持ちかえり、外語祭(外語大の文化祭)でお店を開いて販売し、寄付金を集めます。
そしてまた孤児院を訪問する際に、寄付金も持っていって渡す・・・という活動をしていました。

ELANがあったからこそ、ミャンマーをとっても好きになったし、国際協力にも興味を持つようになったのです。
残念ながら、今はシットゥエの孤児院はなくなってしまったということですが、学生時代にちょくちょく来たシットゥエは、私にとっては大変思い出深いところです。

うーん。5年ぶりにシットゥエに来てみてびっくり!
こんなに言葉が通じなかったっけ・・・?と驚きました。
私はだいぶシャン州なまりの発音になれているせいか、ヤカインなまりのミャンマー語がぜんぜん聞き取れない!
早口だし、なんか巻いてるし、音が奥まっているし・・・。
学生時代、よく聞き取れていたなーとビックリしました。

町も、ヤカイン州の州都とは言え、タウンジーと比べたら田舎も田舎。
水かけも夕方だったのでほとんど終わっていて平和でした。
車の数もちょっとしかなく、サイカーばっかり。
しかも、サイカーはボロボロで乗り心地が悪い!

side car

植生がシャン州とはぜんぜん違うのも印象深い点です。
ヤシの木がたくさん生えていて、南国~というイメージがします。
人の顔もぜんぜん違って、バングラディッシュ系の人がいっぱいいて、中国系の人は見当たりません。
ヤカイン人も肌の色が黒いので、日焼けしがちな私たちが白く見える・・・。

昔と違って、新しいホテルやこぎれいなレストランがいくつかできていました。
海辺の道が大変きれいなコンクリートの遊歩道として整備されており、夜は友達同士で涼みに来たり、カップル同士でいちゃつきに来たりしていました。

sittwe

私たちは遊歩道を楽しく散歩しているうちにホテルへの道がわからなくなり、2時間くらいうろうろと歩きまわる羽目に・・・。
夜9時を回り、暗くて危ないなぁと思っていたら、自転車のお兄ちゃんがホテルまで付き添ってくれました。
「申し訳ないし、自分でいけるから大丈夫だよ」と言ったのですが、「皆が水祭りで浮かれていて、失礼な発言を外国人相手にしていて、大変申し訳ないから送る」と言って、静かにホテルに着くまで送ってくれました。
とっても良いお兄さんだった!(最初は怪しいと思ってごめんなさい)

タウンジーでは町にとけこんでいるのですが、こちらでは、肌の色が違うせいか、外国人が比較的少ない土地であるせいか、いつもよりも目だってしまうようです。
ぜんぜん知らない外国人に対して、下心もなく優しくしてくれるのは、やっぱりミャンマーの田舎のステキなところだなぁ、と改めて感じました。
(もし一人だったら、送ってくれるというのはやっぱり怖いですけどね。)

明日は、いよいよ最終目的地のミャッウーへ出発です!

つづく。
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ミンガラーバー。
さて、前回の記事ではタウンジーで踊ったことについて書きました。
そして14日の午後にタウンジーから出発し、ヤンゴンに飛行機でバビューン!と行ったわけです。

ヤンゴンに着いたのは18時くらい。
当然もう夕方ですので、水はかけてないだろうなーと思ったのですが、まだまだ水をかけまくっていました。
タウンジーだったら17時半には皆が水かけをやめるのに・・・。
さすがは暑い町、ヤンゴンです。

「ちょっと前に雨が降ったのかな?」とリオコさん。
そういえば、道全体が切れ目なくぬれています。
「いや、違う。わき道がぬれていない!」
なんと、切れ目なく道がぬれていたのは、雨ではなくて全て水祭りの水だったのです!!
ひゃー!ヤンゴンは規模が違うなぁ。
「切れ目をつくったら、ヤンゴンっ子として恥ずかしいぜ」みたいな、ヤンゴンっ子の心意気が感じられます。

ガバエー通りはもう酷かった!
インヤーレイクの前あたりに大型のマンダがたくさんあり、下はゴミだらけです。
どうやら、大型マンダで人気アーティストのライブがあったらしく、ガバエー通りは日中、完全封鎖状態だったようです。
歩いてなら通れるけど、車は通行止めだったとか。
ライブを楽しんだ人たちが捨てたゴミがめちゃくちゃ散らばっていて、汚い!!

私たちが泊まったのはTPAのヤンゴン事務所ですが、どうやら事務所の周辺は日中身動きがとれなそうです。
こんなことで、明日無事に空港にたどり着けるのだろうか・・・と不安になりました。
晩御飯を食べようにも、お店はほとんど閉まっていて、ご飯難民状態。
ヤンゴンの水祭りは怖い、と思ったタウンジーっ子たちでした。

ということで、翌日15日は、朝早くからダウンタウンに避難しに行きました。
ヤンゴン中央駅で列車の情報を調べ、その後はトレダースホテルのラウンジでまったり☆
ぜいたくにも、マッサージまで受けたりして、水祭りとは思えないゆっくりとした時間を過ごしました。

だって、本当はヤンゴン→シットゥエの飛行機が午前11:30発の予定だったのに、15:30に変更になったんですもの。
だったら、ヤンゴンに前日入りする必要もなかったのに~!!と、ちょっと不満ですが、トレダースでゆっくりできたから良しとします。

そういう感じでヤンゴンを楽しみ、ヤカイン州のシットゥエまでやってきました。

つづく。
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ミンガラーバー!
この記事を書いているのは4月16日。
今、シットゥエからミャッウーに行く途中のボートの上です。
14日にタウンジーを出て、16日にやっと最終目的地のミャッウーに着くという、なんとも長い旅・・・。
同じミャンマー国内で、飛行機も2回使っているというのにねぇ。

水祭り休暇を利用して、リオコさんと一緒にヤカイン州へ旅行に来ています。
ということで、今、タウンジー在住の日本人はゼロとなります。
私たちが買っている犬(マル、オリコ)は近所の人にあずけてきました。

13日と14日の午前中は、タウンジーで水祭りに参加しました。
水祭りでは、マンダと言われるステージが道路上に設置され、歌や踊りのショーが行われます。
人々は、マンダで踊ったり歌ったり見学したり、楽しい時間を過ごします。
また、バイクや車で町中をまわって水を掛けられたり、家の前に水かけ場を作って、通りすがりの人に水をかけまくったりするのも水祭りの楽しみ方です。
僧院に行って、坊さんのありがたい話を聞いたり、瞑想センターで瞑想に励んだりするという水祭りの楽しみ方もあります。

私たちは、マンダで踊って楽しみました!
いつも一緒に仕事をしているカウンターパートの国境省。彼らが主催でマンダを出しています。
国境省の大切な仕事として、少数民族の発展やPRということがあり、水祭りのマンダで少数民族の踊りをたくさん披露するのです。
私たちは、普段から「国境省にお世話になっている」のでマンダを盛り上げたいという気持ちもあり、日本人という少数民族であることもあり(?)、国境省マンダで踊りを踊ることになりました。

水祭りの3日前より、踊りの特訓を開始しました。
今回踊るのは3曲。
ヒップホップ系、ミャンマー水祭り系、浴衣を着ての日本風の踊りの3曲です。
3日間の猛特訓のおかげで、身体中筋肉痛でボロボロでした。
(というか、その前日にレーエインゴン村に行ったのが、一番きつかった・・・)

日本風の踊りは、浴衣を着ているというだけで、珍しく思ってもらえたようでした。
ミャンマーの踊りは、日本人が踊っているということで、皆が喜んでノリノリに!
ヒップホップも、ヤンゴンから来ていたゲストダンサーより絶対かっこよく踊れたと思う!
(こっちのヒップホップ系のダンスは、レベルがかなーり低いのです)

water festival 1

しかも、踊るたびに賞金をもらってしまいました。
2日間で合計9回踊ったのですが、4回も賞金をもらってしまい・・・、合計で30,000ks!!
国境省から「マンダのために寄付してくれ」と言われるNGO関係者は今までたくさんいましたが、国境省からお金をもらったNGO関係者は私たちぐらいではないかと思います(笑)。
この賞金は、今回の旅行資金として、ありがたく使わせてもらいます☆

water festival 2

しかし、水祭りは疲れました~。
踊り疲れたのはもちろんですが、水をかけられると、かなり体力を消耗するのです。
家からマンダまでは歩いて30分くらいですが、その間、水かけトラップが無数にあります。
なるべく水をかけられないように、こそっと歩いたり、気づかれたら走って逃げたりするのですが、それでもビショビショに。
タウンジーはヤンゴンみたいに暑くないので、服がぬれておなかや身体中が冷えます。
13日の夜は疲れが出たのか、頭痛がものすごくて目ん玉ひっくり返るかと思うほどでしたが、明日も踊りはあるし旅行に出かけるし、しっかり9時には寝て体力回復に努めました。

ということで、13日と14日の午前までタウンジーで踊ってから、14日の午後にヤンゴンに向けて出発したのでありました。

つづく。
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