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ミンガラーバー!
前回の記事に書いたアイロンクロスのライブに行ってきました。

アイロンクロスのライブに行くことが嬉しすぎたリオコさん。
行く村行く村で雑談になると、ライブの話をしていたようなのですが、そこで「俺はアイロンクロスのギタリストと友達だ!」という人を発見!
「友達がミョージーの大ファンなんだけど、写真を一緒に撮ったりできる?」とリオコさんが聞くと「OKだぜ!」とのこと。
ライブの前に電話をして、「日本人が一緒に写真を撮りたがっている」と伝えておいてくれたとのことです。

ミョージーと一緒に写真を撮れるなんて!!
めっちゃオシャレしてライブに行かなければ、と、気合い入りまくりの日本人女子2人。
6時半にはギタリストの友達の人と合流し、「ミョージーが来たら呼ぶから、カメラを用意しててね」と言われて、ワクワクしながらライブ会場で待っていました。

IC2

20,000ksと15,000ksの席は、いつものプラスチックのイスがあり、私が買った9,000ksの席は立ち見。
立ち見席とイス席との間には竹で作られた柵があり、入れないようになっていました。
柵が微妙に私の背より高いので、背伸びをして見たり、竹の間の隙間から覗き見たりしないといけません。
なかなかライブが始まらないので、前のほうを確保しながら、ひまわりの種をボリボリ。

野外なので、オリオン座などがキレイに見えます。星空コンサートです。
よく見れば、会場を囲っている壁もバナナの皮を編んで作ったもの。
お客さんも、ひまわりの種やウズラの卵を齧りながらライブの開始を待っていて、なんだかミャンマーだなぁ~と、しみじみしてしまいました。

ライブが始まるのは6時半から。
しかし、6時半になってもお客さんはチラホラ・・・。
告知期間が短すぎたのではないか、と私たちは心配していたのですが、7時半ごろになると人がたくさん集まり始めました。
なんだ、時間にルーズなだけだったのね。

お客さんが遅く来るのはかまいませんが、肝心の歌手の皆さまが全然登場しません。
7時半の段階で「まだホテルにいて晩ごはんを食べている」とギタリストの友達情報。
どんだけゆっくりなの!!

そして8時になり、時間にルーズな観客もさすがに怒り始めたころ、ライブが始まりました。
まずはミョージーが登場し、5曲を披露!!
会場は盛り上がり、観客は一緒に歌う、歌う!
ほとんどの人が全曲の歌詞を完璧に覚えていて、ミョージーと一緒に大声で歌いまくっていました。
私も歌詞適当だったけど、夢中で歌いました。

その後、ワインワイン、アゲー、そして皆がお待ちかねのレーピューが5曲ずつ披露しました。
レーピューとアゲーは兄弟で、出身はインレー湖ということもあり、地元であるタウンジーでは人気がすごいです。
フリートークでも、タウンジーっ子しかわからないような話をして、会場を沸かせていました。
ワインワインはちょっと人気なかったかな。

その後、一人一人が一曲ずつ歌い、最終的には12曲ずつくらい歌っていました。
ギタリストやキーボード、ドラムの人も超一流で、それぞれの技披露コーナーもありました。
ギタリストはギターを回しながら弾いたり、机に置いたギターを弾いたり、後ろ手で弾いたりします。
キーボードの人はキーボードの裏側から弾くというちょっと笑えるけどすごい技を披露。
ドラムもものすごいテクニック!という感じでカッコよかったです。
このバンドのレベルは、日本のそこいらのバンドより絶対に高い!!!

どうしても聞きたかったミョージーのバラードも聞け、「この一曲でチケット代のもとはとった」と言えるくらい感動しました。甘い~。
アゲーも低い声でカッコ良かったし、何よりレーピューの迫力がすごかったですね。
レーピューは、顔がかっこよくない、というかむしろ醜いと言っていいくらいなので、曲は良いのに、DVDを見ているとブサイクさが気になって曲に集中できなくて、私はイマイチと思っていたのですが、ライブで見るとやっぱりカッコ良かった~。

しかし、時間はすでに夜11時半。
ちらほらと帰りだす人もいました。
私たちも、翌日は仕事があるのでそろそろ帰らなければ・・・ということで、11時半で帰りました。
ライブ自体は、12時ごろまで続いていたようです。
家に帰っても、大音量がきこえてきたのでわかりました。
時間通りに始めれば、全部終わっても10時半だったのにね~。

ということで、開始時間以外は大満足の楽しいライブでした。
5時間以上立ちっぱなしだったので、だいぶ疲れましたけど。

ミョージーとの写真撮影はどうなったか?ですか。
ギタリストの友達の人がいつの間にかいなくなってしまったので、撮影はできませんでした。
よくある、ビックマウスというやつでしょう。
一緒に撮れたらラッキーくらいに考えていたので、まあ仕方がない、と諦めました。
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ミンガラーバー。

以前もブログに書いたことはありますが、私は「ミョージー」という歌手の大ファンです。
あの、甘い歌声!はあぁ・・・(ため息)。
歌は海外のカバーが多いのですが、ミャンマー風にアレンジされていて、なんとも甘く痺れます。

ミョージーのCDを聞いて癒され、ライブDVDを見ては「ライブに行きたい・・・」と願う日々。
毎年水祭りの時期は、ミョージーが属する「アイロンクロス」がタウンジーに来ていたそうなのですが、2011年はマンダレーに行ってしまって、残念ながら見ることができなかったのです。
タウンジーの町にいつか、ライブに来てくれないかな・・・と、私はいつも願っておりました。

今日、道を歩いていたらレーピュー、アゲー、ミョージー、ワインワインの看板が!
なんと、アイロンクロスがタウンジーに来てライブをするとのことです。
これは!!絶対に見に行くしかない。

日程は2012年1月11日18:30~。
今日は1月7日ですから、なんと4日後です。
やばい、もうチケットは売り切れているのは・・・と不安になりながら、チケット売り場であるサンミンホテルまで買いに行きました。

するとサンミンホテルは「まだチケットは売り出してない。9日から売る」と、のん気な答え。
日本だったら3ヶ月前から遅くても1ヶ月前にはチケットを買うのに、なんとのんびりなミャンマーなのでしょう。

サンミンホテルは信用できない、一刻も早くチケットを手に入れなければ安心できない!ということで、他のチケット販売所に行ってチケットをゲットしてきました。
しっかりしたつくりのカードがチケットになっているのですが、シリアルナンバー47番。
まだそれだけしか売れていないのか?
告知もチケット販売も直前で、大丈夫なのか心配です。

チケットは20,000ks、15,000ks、9,000ksの3種類の値段設定で、高い2つの種類は座って見られるそうです。
一人だったら高いのを買ってしまいそうですが、友達もいるので一番安い9,000ksのチケットを買いました。

ライブ会場はサッカー場だそうで、見に行ったのですが、どのような舞台と席配置になるのか見当がつきませんでした。
野外会場ですので、相当な大音量のライブになるだろうということだけは、予想がつきます。

とにかく、生でミョージーの歌声を聴くことができるのが、今から大変楽しみです。
ライブの報告は、また今度したいと思います!


IC1

左から、レーピュー、アゲー、ミョージー、ワインワインです。
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ミンガラーバー。
前回の続き、年末のインレー湖旅行についてです。
1月1日はボートを借りてインレー湖観光へ。
インディンという遺跡に行きました。

インディン2

インディン遺跡


時間を気にしないでよいので、ひたすらお土産屋さんを見まくる私たち。
アクセサリーやらなんやら、いろいろ買ってしまっていました。
普通は30分くらいで見終わるインディンですが、気づいたら3時間以上見ていてビックリ。
「ゆっくり見ておいで」と言ったボートのお兄さんも、なんとなくゲンナリしていました。


インディン1

遺跡にたたずむ美女2人


それから、お昼ご飯を食べるために、インポウコン村にある「インレーヘリテージハウス」へ!
今回の旅行の目玉である、ミャンマーでは珍しい「猫カフェ」です。
この猫カフェでは、今ではほとんどいなくなってしまった「ビルマ猫」と触れ合うことができます。

猫カフェ1

いつもこの看板を見て、「何だろうここは・・・」と不思議に思いながら通過していました。


猫カフェ2

可愛い看板。


猫は30匹くらいいました。
あんまり顔は可愛くない・・・。
ビルマ猫は、今ではミャンマーではここでしか見ることができないそうです。
ここの猫も、上海の猫コレクターからビルマ猫の純血種を7匹もらってきて、育てて増やしたそうです。


猫カフェ3

これが「ビルマ猫」じゃ!


猫カフェ4

暑いのか、うだーっとしている猫たち。


オーナーは、インレープリンセスリゾートの娘さん。
インダー様式の豪華な部屋と仏間も見ることができます。
2年前にオープンしたそうです。

今まで、猫のマークを何度か見かけて「何だろう」と思って通過していたのですが、猫カフェだったとは。
軽食も食べることができます。
6000ksでシャンヌードルかココナッツヌードルとスナック、デザート、コーヒーのセットです。
原価は1500ksもしないだろう!という感じですが、おしゃれなので良し。

猫カフェ6

タミントゥと湯葉あげ。原価は400ksと言ったところか。


猫カフェ7

オウノウカウスエ(ココナッツヌードル)
これは本来、朝食に食べる家庭料理である。400ks程度か。


猫カフェ8

トッピングも、このようにすればオシャレ。


猫グッツ、可愛いのがたくさん売っています。
トートバック、アクセサリー、猫のイラスト入りシルクスカーフなど、とっても可愛いですよ(高いけど)。
猫好きは是非一度訪れてみるべし!

「インポーコン村の猫の家」と言えば行けます。
ミャンマー人的には、猫カフェという概念が理解できないらしく、「カフェ」と言っても連れていってもらえないので注意!
ミャンマーの喫茶店には、普通に猫も犬もいますからね・・・。


猫カフェ5

怖い顔の猫
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ミンガラーバー
今日は、ニューイヤーナイトのことについてです。

2011年は大晦日までお仕事でした。
2012年元旦は日曜日で仕事は休みでしたが、2日からは通常営業。
とても日本人とは思えない仕事の仕方ですね。
まあ、ミャンマーの新年は4月の水祭りのときですので、ニューイヤーはあまり関係がないのです。

さて、たった一日しかない正月休み、何か特別なことをしたいと思い立った私とリオコさんとマネージャーのタウンジー日本人会女子3人組。
ちょうど土曜日がタンボジセンター訪問の日でインレー湖のほうに行くので、そのままインレー湖に泊まって、お正月はインレー湖観光を楽しんではどうか、という話になりました。
インレー湖はツアーのときに何度も行っていますが、自分たちが楽しむ余裕はありませんし、インレー湖上の猫カフェに行ってみたいと思ったからです。

プランが決まったのが、12月28日ごろ。
それから、インレー湖上のホテルに電話をかけて予約を入れようとしましたが、どこもいっぱい。
けっきょく、ニャウンシュエにある「チークウッド」というホテルのバンガローが空いていたので、やっと予約を入れることができました。
普段は50ドルもしないような部屋なのですが、ニューイヤーナイトはなんと100ドル!
とっても高かったです。

いろいろと話を聞いてみると、クリスマスとニューイヤーは欧米から観光客がたくさん来るので、値段がとても高くなるそうです。
たとえば、インレープリンセスリゾートというホテルは、普段からも200ドルくらいする高級湖上コテージですが、昨年のニューイヤーナイトはなんと1500ドルもしたんですって!
そんなに高いのに満室だなんて、驚きです。
これからますます観光客は増えていくでしょうから、インレー湖付近でホテルをやるというのは、けっこう儲かるかも!?

ということで、大晦日はタンボジセンターのモニタリングを早めに終わらせ、ニャウンシュエの町へ。
パゴダにおまいりした後、イタリア人女性がオーナーをつとめる「ゴールデンカイト」でピザやパスタの夕食を楽しみました。
ホテルも、新しくできたバンガロータイプの部屋で、バスタブもあり、とってもきれいで大満足!
ニューイヤーの瞬間には、「ハッピーニューイヤー」と叫びながら花火を打ち上げる若者たちがいて、ホテルの窓から少し花火を見ることができました。


次回に続く
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2012.01.18 水牛銀行調査
ミンガラーバー
先日は、水牛銀行をやっている村に新規プロジェクトの調査に行ってきました。

水牛銀行というのは、「JAグループさが」さんから資金をいただいて実施している事業です。
銀行と言っても、お金を貸すわけではありません。
水牛銀行は母牛を村の借りたい人に貸します。
母牛を借りるときに、借りる人は水牛銀行コミティーにレンタル代として30000ks払います。
そして母牛を育てて子牛を生ませ、子牛が乳離れをした際に、コミティーに母牛を返し、子牛代としてさらに30000ksを支払います。
つまり、合計60000ksで水牛を一匹手に入れることができるようになります。

また、コミティーは集めたお金をしっかり管理し、村の開発のために使います。
TPAからは、最初に母牛を買うお金をコミティーに支援するだけで、あとはコミティーと村の人たちの頑張りで、どんどん村の開発資金が増えていくという仕組みです。
他に、養豚銀行とニンニク銀行というのもあります。

JAグループさがさんには5年にわたって、これらの銀行事業を支援してくださいました。
そして、今では60を超える村が小規模銀行事業を行っています。
他にも希望する村はたくさんあるのですが、何しろ管理が大変ですので、これ以上村の数を増やすのは難しい!ということで、6年目からは第二フェーズとして、小規模銀行事業をさらに良くするための活動に充てることになりました。

2011年度は、給水事業と土着菌堆肥支援事業です。
TPAのプロジェクト地域には、水が確保できずに困っている村がたくさんあります。
そのため、豚のえさをたくさん確保できずに豚がやせていたり、水牛が水浴びできる場所がなかったりします。
また、共同農園で循環型農業を実施しようとしても、資材や種を買うお金がなくて土着菌堆肥を十分に入れられていない村もたくさんあります。

この日は、給水事業を希望しているタウンピョー村まで行ってきました。
タウンジーよりセレー方面に1時間半ほど。
今年の雨で道の土が流れて、石がボコボコの悪路です。
本当は4WDで行くような道ですが、めっちゃ古い普通のサルーンで、揺れに眠気を誘われながら村へと向かいました。
あまり外国人が来ない村ですので、子どもたちに「日本人だ」と言ってジロジロ見られますが、私は外見がほとんどミャンマー人化しているので、インパクトが少なくてなんだか子どもに申し訳ない・・・笑。

この村は、水源は近くにあるのですが、共同農園のあたりまでは水が来ていません。
共同農園では、とうもろこしやハトマメを育てています。
村を4つに区分けして、共同農園も4つに区分けし、それぞれの地域がそれぞれの農園に責任を持ってやっているそうです。
毎年、各区画は決まった額を集めなくてはいけない決まりがあり、競争しながら頑張ってやっています。
責任が分散して失敗することも多い共同農園ですが、この村は大変良い工夫をしているなと感じました。

その共同農園、今は何の肥料も農薬も入れないでやっているそうです。
化学肥料を使っていないのは、大変良いことですね。
でも、もっと収量を上げたいという想いがあり、土着菌堆肥をたくさん作って農園に入れたいと考えたのだそうです。
土着菌を作るには、農園の近くに大量に水を確保する必要があります。
そこで、水源から共同農園まで、パイプで水を引きたいというのが村の希望でした。

タウンピョー

なぜ土着菌を入れたいのかと質問すると、化学肥料は高いし、土が悪くなってしまったり、毎年たくさんの量を入れなければならないから良くない、という答えが返ってきました。
また、共同農園は村の皆が関わるので、もし土着菌堆肥でやってみてうまくいけば、自分の畑にも土着菌堆肥を取り入れる人が増えるのではないか、そうやって循環型農業を実践する人を増やしていきたい!という、コミティーの心意気も聞くことができました。

堆肥を作らない時期は、さらに先にある学校までパイプを引き、子どもたちが水を使えるようにしたいとのことです。
学校では、今は雨水をためて使っていて、乾季になると水が不足してこまっているようです。

なるべく多くの村を支援するために、1村に対する金額は少なめなのですが、パイプだけ支援してもらえれば、水タンクは村でお金を集めて建てるつもりだ、とのことでした。
なんだかやる気のあるコミティーで、気持ちの良い限りです。

JAさんが視察に来られるのは3月。
それまでに完成できるよう、段取りよく進めていかなくては!

タウンピョー2
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