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ミンガラーバー

国際協力お勉強シリーズ第二弾です。


今日は、「25%ルール」についてです。

25%ルールとは、「建設費の25%以上を村が負担しなければならない」というTPAのルールです。

学校建設のときなどに適応しています。

例えば、学校建設に100万円かかるとしたら、25万円以上は村が負担し、TPAからは75万円負担となります。

今はだいたいシャン州では200万円以上、チン州では400万円以上建設費がかかりますので、その25%となると50万円とか100万円という金額に!


「生活が大変な村なのに、どうして全額TPAが負担してあげないの??」と思われるかもしれません。

決してケチっているわけではなく、理由があります。


学校建設2


1)本当に必要な村に建てるため

無料で学校がもらえるとなると、本当に必要でないのに欲しがる村が出てきます。

25%の負担というのは大きな金額です。半端な気持ちで負担できる金額ではありません。

「25%負担をしてでも、どうしても学校がほしい」という村を選ぶために、このルールが役立っています。



2)校舎を大事に使ってもらうため

全額プレゼントします!という形をとると、村の人たちにオーナーシップが生まれません。
誰でも、タダでゲットしたものって、ちょっと適当に扱ってしまいがちです。

しかし、自分で頑張って作ったもの、手に入れたものなら、大切に使います。

ということで、建てた後の学校を大切に使ってもらうためにも25%ルールが役立っています。


ちなみに、25%のためにはお金だけでなく、資材や労働奉仕で頑張ってもらうのもありです。

石がとれる村だったら、自分たちで石をとってくるなど。

プロの大工でなくてもできる基礎工事部分を村の労働奉仕でやるなど。



3)日本とミャンマーが協力するため

また、村の人と日本のドナーさんとTPAの皆で協力して建てる、ということに意義があるとも考えています。

TPAミャンマー事業のスローガンは「与えあい、共に学ぶ」です。
経済的には決して豊かとは言えないミャンマーですが、心の豊かさという面では学べるところがたくさんあります。

自分も生活が大変なのに、皆のために村全体で協力して学校を作ろうとするなんて、今の日本ではなかなか見られない光景ですよね。

そんな頑張っているミャンマーの人達を応援する意味で、日本からもできるだけの協力をさせていただきます。

ミャンマーが可愛そうだから支援するのではありません。
かかわることで、日本側も学べることがあるから協力するのです。

そういうコンセプトでTPAは活動していて、それを具体的に表すのが「25%ルール」なのです。


学校建設6


今までミャンマーに学校や保育園を30校以上建ててきました、基本的にすべて、25%ルールを守れる村と一緒に事業をしてきました。

村にとって決して軽い負担ではないですが、学校建設委員会を中心として頑張ってクリアしてきました。


「本当だったら、100%村が負担しなくてはならないところを、遠くの日本から寄付してくれるのは大変ありがたい。日本の人たちがやってくれているのに、自分たちが頑張らないわけにはいかない!」という言葉が村の委員会から出てきます。

運よく政府から予算が下りたり、他団体からの寄付をもらえたら、100%負担してもらえることもあります。

でも、TPAだと25%ルールがある・・・。

全部寄付できなくて申し訳ないという気持ちもありつつ、25%ルールは大切だという気持ちもありつつ。


学校建設7


ちなみに、学校建設の際は、学校農園を作る、果樹を植えてもらうなどのミニプロジェクトもなるべく一緒にしてもらうようにしています。

果樹を売って得られるお金を、運営費の足しにしてもらいたいという考えからです。

農園よりも果樹園のほうが手間があまりかからないので、最近は果樹園のほうが人気です。




地球市民の会の活動を応援してくださるサポーターさんを募集しています。

会員さん、事業ごとのサポーター、さとおやさんなど、いろんな方法でご参加いただけます。

詳しくはHPまで。

http://terrapeople.or.jp/main/


学校建設のために寄付したい場合はこちらです。

http://terrapeople.or.jp/main/2099.html



よろしくお願いします~♪


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ミンガラーバー

最近は子育てブログっぽくなっていたのですが、一応「NGOミャンマー駐在員の・・・」という名前がついているので、NGOっぽい話もいろいろ書いていきたいと思います。



第一回目は、学校建設について。

学校建設1


学校建設というと、「良いことをやっている」というのがわかりやすい感じで、支援する側から人気があります。

子どもたちが嬉しそうに勉強している姿は絵になりますしね。


その一方で、「建設した後はどうするのか?運営できるのか?」と心配されることもよくあります。

(こっちは国際協力のプロなんだから、持続可能性なんて考えてるに決まってるやろ!!と心の中で思ったりして・・・)




1.学校建設の流れ


1)案件があがってくる

○○村が学校を建てたがっている、という情報がTPAに来ます。
教育省を通したり、TPAのフィールドコーディネーターを通じて情報があがってきます。

建設を希望する村には、希望理由や見積もりなどを記載した申請書を提出してもらいます。



2)調査

申請書が出た村に、TPAが調査に行きます。
申請書に書いてある内容を確認したり、本当に支援が必要なのかをヒアリングを通して確認します。

また、TPAと一緒に事業をやっていくのであれば25%ルールに従ってもらう必要があることや、建てた後の維持管理の方法なども話しあいます。(25%ルールについては別記事で書きます)

この時点では、まだドナーが見つかっていないので、確実に建設できるわけではないことも説明しておきます。

学校建設2


3)調整

TPAのカウンターパートである国境省と相談し、その村の学校建設を進めてよいか調整をします。
調整ができていないまま事業を進めると、「そこではなくて別の学校にしろ」などと後から言われて困ることになるので、大変重要な作業です。

また、TPA内部でも、理事会に上げて建設の許可を取ります。

国境省とTPA理事会からOKが出れば、いよいよ資金集めとなります。



4)資金集め

助成金に申請したり、個人ドナーさんを探したり、寄付金を募ったりして、建設資金を集めます。

TPAでは、助成金や個人ドナーさんからの寄付金で建設を進めることがほとんどです。

学校建設3

5)建設

資金が集まったら、村に資金を数回にわけて渡して建設をします。

学校建設の主体となるのは、村の学校建設委員会です。
TPAは定期的に村を訪問し、建設状況のチェックや資金管理のチェック、困ったことの相談に乗ります。

TPAのスタッフが実際にレンガを積んだり、セメントを塗ったりといった作業をすることはないです。
村が雇った大工さんや左官さんがやります。

プロの大工さんや左官さんでなくてもできる部分は、村の人が労働奉仕で行うこともあります。

その辺のコーディネートは、すべて村の建設委員会に任されています。
TPAは進捗チェックや、アドバイスをすることがメインの仕事となります。



6)ハンドオーバー

校舎が完成したら、落成式を行い、教育省に学校をハンドオーバーします。

実際の学校の維持管理は、村の学校教育委員会が担うことになります。
TPAは、たまにモニタリングに来ます。

学校建設4



2.建設後の運営について


学校を作る!というと、学校がない村に校舎を建てて先生を雇って・・・ということを想像するかもしれませんが、
TPAの場合は、すでにある学校の建設しか行いません。

校舎が狭い、老朽化している、などの理由で新しい校舎がほしいという学校が対象です。

すでにうまく運営されている学校なので、ハンドオーバー後もそこまで大きな問題がなく運営できます。



なので、「建設後の運営はどうするのか?先生の給与は??」などという質問は関係ないということですね。

教育省にハンドオーバーされた学校は、政府の学校となりますので、政府から先生を派遣してもらえます。

その他、こまごまと必要なことは、村の学校委員会がリーダーシップをとって実施しています。


学校建設5



3.学校建設事業の成功のために

学校建設事業において、成功のキーとなるのは、村の学校委員会の人たちです。

「自分たちの村の子どもたちに教育を受けさせたい!」という熱い想いを持ち、できる限りのツテをたどって、教育省やTPAにたどり着きます。(役所なんて、村の人たちにとっては怖いところなのに)

慣れない申請書を書いて、建設資金の管理をしたり、大工さんや労働奉仕の調整をしたり・・・。



しかも、学校委員会の人たちはすべて無償でやっています。

バイクのガソリン代なども、自腹で払っている人が多いみたいです。

(なので、「村の委員会をやると奥さんから怒られる」という冗談をよく聞きます)笑



リーダーシップをとって、村のために頑張れる人がいるからこそ、一緒に学校建設ができます。

学校建設が終わったあとも、運営の心配をすることなく、安心して任せることができます。




国際協力というと、「貧しい人たちのために、やってあげている」というイメージを持つかもしれませんが、主役は現地の人です。

私たちTPAスタッフは、脇役・裏方・応援団という感じ。


自分の村のために頑張る現地の人たちを見ると、いつも嬉しい気持ちになります。






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会員さん、事業ごとのサポーター、さとおやさんなど、いろんな方法でご参加いただけます。

詳しくはHPまで。

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(よくわからなかったら、とりあえず月額1000円の会員になっておけばOKです)笑



学校建設のために寄付したい場合はこちらです。

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ミンガラーバー

明日から親戚の結婚式でマンダレーに行きます。

お義母さんの弟の娘(つまり、夫のいとこ)の結婚式。

お義母さんももちろん来ますし、親戚も勢ぞろいということで、ものすごく振り回されて消耗することが今から想像できます・・・。
まあ、よいブログネタになることでしょう。




さて、今日はちょっと宣伝。


去年もこの時期やりましたが、TPAでバースデイドネーションという企画をやっております♪

12月は本部にいる山路と、ミャンマー国代表の柴田がお誕生日☆

ということで、お誕生日プレゼントとして、ミャンマーの子供たちへのご寄付をお願いしますという企画です。


くわしくはこちら
↓ ↓ ↓
https://syncable.biz/campaign/289?fbclid=IwAR3BtP3-TxrrHNUbw673rv2WuJljIjnawehs4gv72OZhhDtrwSY-2MZ2GOs



去年のバースデイドネーションでは、チン州の学校修繕費用として使用させていただくことにしていました。

(12月中に修繕しますので、その様子をご寄付いただいた方にはご報告します♪)



今回は、奨学生への支援です。

このブログでも何度もお知らせしていますが、今TPAのミャンマー事業では、2種類の奨学金事業を行っています。


①タンボジセンターの高校生たちへの支援

ブログでもおなじみ、タンボジセンターに住む子供たちへの支援です。
1人の子供を、10人のさとおやさんで支えます。

センターで生活する子供たちの、生活費、食費、学費などに使います。

月1,000円×2年間=24,000円



②シャン通学生への支援

シャン州のパオ自治区内の高校に通う生徒への支援です。
1人の子供を、1人のさとおやさんが支えます。

ご寄附いただいたお金は子供たちの保護者に渡され、文房具や制服、学費等に使用されます。

月2,000円×2年間=48,000円



どちらの奨学金も、子供たちのプロフィールシートやお手紙が年に数回届きます。

さとおやさんからお手紙を書いていただくこともできます(TPAが翻訳して、子供に渡します)

スタディーツアーなどでミャンマーに来ていただければ、直接会っていただくこともできる奨学金制度です。



実はまだ、さとおやさんの枠が残っている状態でして・・・今回、バースデイドネーションで集めています。

バースデイドネーションは1000円からご寄附いただけます。

皆様からの寄付金を集めて、奨学金にあてさせていただきます。



もちろん、バースデイドネーションじゃなくて、さとおやにお申込みいただけるのも大歓迎です!

奨学金制度について、詳しくはこちら

↓ ↓ ↓

https://peraichi.com/landing_pages/view/tpascholarship2018


よかったら見てみてください。

質問などもあれば、どうぞ!
私が手紙の翻訳とか、子供たちと一番近い距離にいますので、なんでも聞いてください。





他にも、楽しく参加できる方法を考えました。

「レターセット、大募集!!」です。

てがみ


FBに載せたのがコチラ。

↓ ↓ ↓

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【お家に眠っているレターセットを再利用しませんか?】

ミンガラーバー。タウンジーの鈴木です。先週の土曜日、タンボジセンターの子供たちがさとおやさんにお手紙を書きました。いろいろなレターセットを買って持っていって、好きなのを選んでもらいました。子供たちの創意工夫があふれた、かわいいお手紙☆楽しそうに手紙を書く姿がとっても可愛かったです。

そこで思いついたのが、「レターセットの大募集」です。ちょうど日本は大掃除シーズン!ということで、お家に眠っているレターセットを送ってください。タンボジの子供たちが、さとおやさんに手紙を書く際に利用させていただきたいと思います。ただ、なんでもかんでもOKというわけではなく、「さとおやさんが受け取って嬉しいもの、違和感がないもの」とさせていただきます。捨てるのはもったいないけど、断捨離はしたい!という方にご協力をお願いしたいです。


<募集する物>

・家にある、もう使わないレターセット、ポストカード、封筒など
 (わざわざ買って寄付していただく必要は全くありません。家にあるものを有効に使おうという企画です)

・シミ、破れ、汚れなどが無く、状態が良い物
 (新品でなくてもかまいませんが、子供たちが大事なさとおやさんに出すために使いますので、状態のよいものをお願いします)

・日本のさとおやさんが受け取って違和感がない絵柄、模様の物
 (例えば、どこか他の国の観光地のポストカードなどは、受け取った人が「なぜこの写真??」となってしまうので、ご遠慮ください)

ご判断に迷ったら、「自分の友達に送っても違和感がないか」でご判断いただけますと幸いです。

<募集期間>
2018年12月13日~2019年1月15日

<募集方法>
地球市民の会の事務所まで直接お持ちいただくか、郵送ください。

〒840-0822
佐賀県佐賀市高木町3-10
地球市民の会 山路
TEL:0952-24-3334

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++


ミャンマー在住の方でレターセットがあるよ!という方いらっしゃいましたら、ヤンゴン(グリーンヒル)やタウンジーでも受け付けます♪

断捨離ついでに、レターセットのご寄附にもご協力お願いします。




ブログからお申込みいただけると、とっても嬉しいです。

よろしくお願いします♪

クリックも!

↓ ↓ ↓

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ミンガラーバー

先月書いた、ミャンマー農村の教育事情についての記事について、良かったと反応をいただきました。

http://ngomyanmar.blog107.fc2.com/blog-entry-879.html

http://ngomyanmar.blog107.fc2.com/blog-entry-880.html

ということで、調子に乗って、もうちょっと書いてみたいと思います。



今日のテーマは、「いろいろな高校寮の運営方法」について。


まず、ここで扱う「高校寮」の定義についてですが、

ミャンマーでは、主に町の子や、裕福な家庭の子たちが、10年生試験の合格を目指すために、寄宿制の予備校に入ることが多々あります。

これは「ボーダー」と呼ばれており、寮ではありますが、お金がかかるので裕福な家庭しか行けません。



今回私がふれたい「高校寮」は、「自分の村から行ける範囲に高校がない子たちが、高校に通うための寮」についてです。

村には、このような子供たちを受け入れるための高校寮が、けっこうあります。

高校寮と一言で言っても、その運営方法はさまざまです。



1)建物のみ

遠方の子供たちが宿泊するための、寮の建物がある。

子供たちは無料か、とても安い価格で、寮に住むことができる。

ただし、食事はつかないので、自炊する必要がある。


TPA関係では、ナウンカの森太郎寮、セレーの森太郎寮などがこれに該当します。

建物があっても、食費がけっこうかかるので、「お金がなくて行かせられない」という家庭もまだまだあるそうです。

高校がある村としては、建物を準備するだけで良く、維持管理の負担が少ないです。


20180705203917232.jpg

寮ではプライベートスペースは全くゼロ!




2)建物+食事つき

寝泊りする建物に加えて、生徒たちのために食事を出す寮もあります。

生徒たちは、年間200,000ksくらいの入寮費(村によって異なる)を支払い、管理者がそのお金を使って食事を出しています。

ただ、その入寮費だけでは足りませんし、中には貧しくてそれすら払えない家庭の子もいます。

(払えない場合は、できるだけの金額を払う)

できるだけの金額で良いので、貧しい家庭にとっては、大変ありがたい寮です。


足りないお金をどこから賄うかですが、いろいろな方法があるようです。




①高校がある村が支える

http://ngomyanmar.blog107.fc2.com/blog-entry-879.html

こちらの記事で触れた高校のように、高校がある村の人たちが支えます。

畑でとれた野菜を寄付したり、朝食は各家庭が順番で用意をしたり。


寮に住むのは他村の子供たちです。

他村の子供たちのためにそこまでやるのは、「自分の村に高校がほしい」というモチベーションがあるからです。

詳しくは、リンク先の記事を見てみてください。




②高校区域内の全ての村で支える

高校がある村1村だけではなく、区域内の全ての村が支えます。

TPA関係では、ハムシー高校寮が該当します。(建物は、TPAが外務省NGO連携無償資金を利用して建てました)


ハムシー高校の区域内にある40以上の村の全世帯から、「1軒あたり、年間500ks」の寮運営費を徴収しています。

子どもがいない家庭などは、高校寮の恩恵は受けられませんが「パオ族の子供は、パオ族皆で責任を持って育てたい」という気持ちがあるらしく、皆賛成しているそうです。(まあ、500ksだったらそんなに負担になりませんし)


これは、村の偉い人たちがしっかり話し合いをして決めないと難しいですね。

ハムシーの場合は、寮の運営者にとても人徳があり、尊敬されている人だったという点も大きかったと思います。


あと、ちょっと昔に始まったから上手く行ったというのもあるかも。

民主化された今、この制度を新しくつくろうと思っても、「強制的にお金を集めるなんてけしからん」と騒ぎ出す輩がかならず出るので難しいです。




③僧院が支える

ミャンマーには熱心な仏教徒が多いですから、僧院に寄進が多く集まります。

また、お坊さんの中には、村や地域の発展のために一生懸命尽くす方もたくさんいます。

いわゆる「開発僧」というやつですね。


高校寮の建物がない場合は、僧院を寮として使用することもあります。

(その場合、男子は小坊主にならなければならない場合と、小坊主にならなくて良い場合と、いろいろあります)


女子を僧院内に住ませる場合もあれば、僧院内には住ませられないので受け入れない場合、僧院外の何らかの建物に住ませる場合など、いろいろあります。


地元の人たちは、子供たちがたくさんいることがわかっているので、機会があれば食事や米を寄付します。

有名なカリスマ僧侶がいる僧院では、町からお金もちが来て、食事を寄付したりします。

中には、建物まで寄付する富豪もいます!!


僧侶のカリスマ性、マネジメント能力が高ければ、うまくいく方法です。




④ボランティアが支える

私の友人がやっているシーサインの寮が該当します。

寮の建物がないので、格安で一軒家を借ります。

寮母がいて、食事の世話をしてくれます。

家賃、寮母の給与、食費が必要ですが、生徒からの入寮費で足りない分は、友人などからの寄付でまかなっています。


しっかりやってくれる寮母と、寄付を集めるファンドレイジング能力が必要です。

ファンドレイザーたちは、友人を通しての口コミでお金を集めているようです。

毎月○○ksを払ってもらう会員になってもらったり、単発での寄付をもらったりしているみたい。

さすが寄付先進国ですね!


寄付にかなり頼るので、運営が不安定になることと、ファンドレイザーの負担が大きいことが大変な点でしょう。



⑤親の差し入れ

寮生の親が、ときどき会いにくることがあります。

そのときに、自分の家でとれた野菜などを大量に持ってきて、寄付することもあるようです。

差し入れだけではやっていけませんが、これも重要のようです。



⑥外国人が支える

インレー湖畔にあるマインタク孤児院が該当します。

外国のNGOや、観光で来た外国人の寄付を受け付けています。(もちろん地元の人の寄付もあります)

運営費だけでなく、パソコンなどの教材、寮の建物、図書館用の本など、いろいろな物も寄付してもらっているようです。

また、外国人が来ることが多いので、英語など他の言語や文化にたくさん触れられるというメリットもありますね。


マインタク孤児院の院長はとてもカリスマのある人格者です。(地元の人)

彼の素晴らしさに心を打たれ、寄付する人が多いのでしょう。

また、外国のNGOが求めるマネジメント(報告、会計管理など)ができないといけないので、事務的に優秀な人も必要です。



あと、今気づいたけど、我らがタンボジもこの形式ですかね。

日本の里親さんに運営の大部分を支えていただいています。

あとは、センター長のマネジメントで、野菜や卵などの販売収入も少しあります。




①~⑥が厳密に分けられるわけではなくて、複数の方法を組み合わせながら、資金の確保を頑張っているみたいです。

運営が上手なところは、口コミで情報が広がり、どんどん生徒数が増えています。

1600人以上になって、受け入れ切れなくなって、別の村に新しく寮を作ったところまでありました。




とにかく鍵になるのは、「志があり、マネジメント能力も高い運営者」の存在です。

カリスマ性もあれば、さらに○。

本当に素晴らしい人やお坊さんたちが、ミャンマーの村にはたくさんいます。


そういう人たちの姿を見て学びながら、素晴らしい活動に参加する機会を得られて、大変恵まれた環境にいるなと感じます。



「私もミャンマー農村の子供たちを支えたい!」という方がいらっしゃいましたら、タンボジセンターの里親さんを募集中です。

良かったら検討してみてください。


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タンボジセンターの運営費は、里親さんのご支援で成り立っています。
一人の子どもに、10人の里親さんがついて支えます。
お手紙のやりとりができたり、フェイスブックなどで子供たちの写真を頻繁に見ることができるのが特徴の里親制度です。

支援金額は、1か月1000円×24か月(2年間)。
現在、9年生の里親さんを募集しております。


以下のリンク先の、「①寮生への支援(手紙交流あり)、②寮運営への支援(手紙交流なし)」です。
http://terrapeople.or.jp/main/509.html


申込みされる場合は、以下リンクより。
 【奨学金支援】ミャンマー・タンボジ寮生(手紙交流あり)
 【奨学金支援】ミャンマー・タンボジサポーター(手紙交流なし)
のどちらかをお選びください。
http://terrapeople.or.jp/main/67.html


里親さんは、金銭的だけでなく、心の面でも子供たちを応援してくれる存在です。
たとえ会えなくても、「遠い日本で応援してくれている人がいる」と思えるだけで、子供たちの心の支えになっているようです。
ご興味ありましたら、ぜひお問い合わせください~。

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写真が少なくてイメージ湧きづらいか・・・。

こういう系の話も、自分の中では当たり前になっていたけど、書いていないことがまだまだたくさんあります。

少しずつ書いていこうと思います。


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ミンガラーバー


まだ出張中で家に帰れていないです。明日の夕方には、戻って子供たちに会えるので楽しみ!

さて、今日は仕事モードなので、NGOの活動のことについて書きます。




このブログでも何度も登場しているタンボジセンター。

経済的に貧しく、高校に通えない生徒たち(1学年8名ずつ、2学年)を育てている寮です。

「将来の農村リーダーの育成」を目指し、高校教育、農業畜産、生き方セミナーの3本柱で教育を行っています。


毎年5月中旬に、選抜試験を行っています。

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今年の試験の様子。

応募者60名、試験参加者45名でした。
この中から8名を選びます。


午前中は筆記試験(英語、数学、国語、一般常識の4科目)、午後は面接です。



選考基準は

・高校に通うことが難しい(高校からの距離、家の経済的状況)が、通いたいという意志を強く持っているか

・農業畜産に興味があり、農作業やえさやりなどの仕事をしっかりできるか

・規則をしっかり守れるか


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筆記試験は形ばかりで、実際は一人ずつの面接で決めています。


タンボジセンターは、勉強だけでなく農作業の時間も多く、大変です。

中には「日本がやっている寮だから、いい先生に勉強を教えてもらえるんだろう」などと思って試験を受けに来る子もいます。

「勉強だけやりたい、という人は、町の受験用の寮に入ってください。タンボジの規則は厳しいです。」などと説明し、面接を辞退する子も出ました。

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筆記試験の合格発表の様子。合格者は面接に進めます。

筆記試験の点数が悪くても、近くに高校がない子は全員面接に進めるようにしました。

また、筆記試験で落ちても、「面接を受けさせてください」と言ってくる子は熱意があるので合格。


45人の中から選ばれたメンバーは、頑張って毎日を過ごしています。





で、この入寮試験でのこと。

印象に残った一人の女の子がいました。


お父さんはお酒ばかり飲んでいる、お姉さんは精神がおかしくなってしまった、お兄さんたちは怠け者。

働き手はお母さんだけだが、お姉さんの世話も大変なので、お母さんも最近は体調を崩しているとのこと。


高校に行くには、村から通うことはできず、他村の僧院や寮などに行く必要があります。

しかし、僧院に支払う食費や、最低限の学用品を買うお金すらない彼女。

タンボジに来られなかったら、高校に行くのはあきらめて働きに行くしかないそうです。


なんとかこの子を選んであげたいと思いましたが、プレッシャーに弱そうで、タンボジでの生活に耐えられないのではないかとの判断。
選んであげることができませんでした。


一緒に選考を行ったTPAのローカルスタッフたちも、この子の境遇には大変心を痛めていました。

「なんとかしてあげたいね・・・」と議論を重ね、スタッフが彼女の村まで様子を見に行ったりもしました。

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スタッフミーティングの様子



そして、「彼女が僧院から高校に通えるよう、TPAのスタッフ皆で食費を支援しよう」ということに決まりました。

家族にお金を渡してもダメなので、村のお坊さんにお金を渡して、彼女の面倒を見てもらうことにしました。


スタッフは7,000ksずつ。シニアスタッフは10,000ksずつ出しました。

足りない分は日本人スタッフも出して、まずは半年分の150,000ksを渡しました。

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このような意見がスタッフから出て、支援できることになったのは大変嬉しかったです。



で、さらに仰天したのが、「皆で彼女にお金を渡そう」と決まったあとに、あるスタッフが

「彼女を自分の家でひきとりたい。自分の家に住んで、すぐ近くの高校に通わせてあげたい。スタッフ皆からの支援金で足りない分は、自分や自分の村で支援する」

と言い出したんです。

そのスタッフは、彼女とは会ったことすらなかったのに!!



自分の家に住ませてあげるって、普通思いつかなくないですか?

(スタッフの優しさに感動しすぎて、その日は一日仕事が手につかなくなった私)


結局、彼女は友達もいるので、他村の僧院に友達と一緒に行くことになりましたが、彼の申し出は本当にびっくりしました。

あとでそのスタッフに聞くと、「うちの村も高校になりたいから、生徒数を増やすために呼びたかったんだけどね」と言っていました。

こんな身近にも、「高校大作戦」をしている人がいたとは・・・。

(詳しくは、前回記事参照 http://ngomyanmar.blog107.fc2.com/blog-entry-879.html


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お坊さんと彼女、お母さん



村の子供たちの教育の面倒を見ているお坊さんは多いです。

タンボジ入試のときも、お坊さんが数人いらっしゃいました。


タンボジに入れなかった子も、お坊さんが責任を持って、高校の近くにある僧院や寮などの受け入れ先を探してくれます。

高校に通うための選択肢の一つとして、タンボジセンターがあるようです。



ただ、タンボジセンターが他と違うところは、

・人数制限が厳しいこと

・規則が厳しいこと

・農業を通じた「リーダー育成」のためのカリキュラムがあること

・里親さんやスタディーツアーなど、日本人と交流する機会がある

ということでしょうか。



施設や予算の関係で、年に8名しか受け入れできません。

教育を受けたい子はたくさんいても、全員を受け入れることはできません。

少ないながらも、「ご縁」があってタンボジセンターにやってきた子供たちを、しっかりケアしていきたいです。

一歩一歩は小さくても、いつかはゴールにたどり着くと信じ、少しずつ進んでいくしかありませんね!



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今年の入寮式の様子。




さて、タンボジセンターの運営費は、里親さんのご支援で成り立っています。

一人の子どもに、10人の里親さんがついて支えます。

お手紙のやりとりができたり、フェイスブックなどで子供たちの写真を頻繁に見ることができるのが特徴の里親制度です。


支援金額は、1か月1000円×24か月(2年間)。

現在、9年生の里親さんを募集しております。


以下のリンク先の、「①寮生への支援(手紙交流あり)、②寮運営への支援(手紙交流なし)」です。

http://terrapeople.or.jp/main/509.html



申込みされる場合は、以下リンクより。

【奨学金支援】ミャンマー・タンボジ寮生(手紙交流あり)
【奨学金支援】ミャンマー・タンボジサポーター(手紙交流なし)

のどちらかをお選びください。

http://terrapeople.or.jp/main/67.html


里親さんは、金銭的だけでなく、心の面でも子供たちを応援してくれる存在です。

たとえ会えなくても、「遠い日本で応援してくれている人がいる」と思えるだけで、子供たちの心の支えになっているようです。

ご興味ありましたら、ぜひお問い合わせください~。




タンボジセンターの様子をもっと見てみたい方は、スタディーツアーも検討してみてください。

私がアテンドして、わかりやすく、深~く説明します♪


<スタディツアー詳細>
日程 : 2018年9月14日(金)~9月21日(金) 7泊8日
場所 : ミャンマー連邦共和国シャン州、ヤンゴン
参加費 : 91,000円(税込98,280円)
申込締切 : 2018年7月31日(火)
定員 : 9名(定員に達し次第、募集を終了します)
最少催行者人数 : 6名
対象 : 高校生~シニアの方まで幅広く歓迎です!

ツアー詳細はこちら
http://terrapeople.or.jp/main/61.html



生徒たちと一緒に農作業して、腰が痛い~!

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